一日中パソコンとスマホに向き合っていると、目の奥がズーンと重くなることはありませんか? このような眼精疲労が原因で、肩こりや頭痛になっている人もいるそうです。そこで、じん整骨院湘南逗子本院の東先生に、自分でできる目元のマッサージテクニックを紹介してもらいました。
「『目が疲れる』『目が痛い』という症状の多くは、しばらくすると忘れてしまう程度のものがほとんど。でも、日常的な目の酷使や視環境の悪さ、ドライアイなどによって治りにくい方もいます。眼精疲労が原因で頭痛、肩こり、めまいが生じることもありますので、軽視しないことが大切です」
症状が悪化する前に、日ごろからこまめにアイマッサージをする習慣を身につけるとよいそうです。
皺眉筋は左右両側の眉に沿って横向きに走っている筋肉。写真のように、皺眉筋の上に指の腹を当てて、20秒ほど軽く指圧しながら円を描くようにほぐす。
エラの下の辺りでドクドクと脈打つ太い血管に沿って、鎖骨の上部から顔に向かって、指の腹で円を描きながら軽く指圧していく。このマッサージを3セット行う。
眼窩上孔は、上の写真のように指で押さえた辺りの骨に開いた小さな穴。触ると少し凹んでおり、血管と神経が通っている。このくぼみを人差し指で約10秒指圧する。
こめかみから眼の上の骨にかけてつながっている蝶形骨。こめかみ付近を指の腹で10秒指圧する。痛みが出やすい場所なので、深呼吸しながらゆっくり行うのがオススメ。
最上部支帯(別名アイバンド)は、目の位置からこめかみ、耳の上、後頭部にかけて、ハチマキで目隠しをしたときに一周する位置にある筋肉の膜。眼球を動かす役割を持っている。こめかみから後頭部にかけて、指の腹を使って後ろに引っ張るように指圧していく。2往復が目安。
目尻の上部にある涙腺は、ドライアイで眼の疲れを感じている方が、特に刺激したいスポット。指の腹で回しながら約30秒ほぐす。
自宅でも眼精疲労を解消できるセルフマッサージをご紹介しました! 『筋肉・血管・神経・骨・筋膜・涙腺』という6つのポイントからアプローチを行うことで、眼の疲れが和らぐほか、目の周りや耳の血行が促進され、疲れにくくなります。ぜひ実践してみてくださいね。
交通事故治療やスポーツ障害、整体治療などを得意としている。しっかりとしたカウンセリングから、その人に合った最適な治療を行い、地元の人のみならず幅広いエリアから患者が来院する。
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