加齢だけじゃない! 女性に多くみられる腰痛の原因と対処法は?

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ウレハダ編集部

加齢だけじゃない! 女性に多くみられる腰痛の原因と対処法は?

慢性的な痛みから、突発的なぎっくり腰まで、腰痛に悩まされる女性は意外と多いそう。その原因は何気ない生活習慣生活に潜んでいることも…。

腰痛の原因や治療について、代官山パークサイドクリニックの岡宮裕先生にお話を伺いしました。

腰痛の主な原因は?

そもそも、どうして腰痛は起こるのでしょうか?

「人間は直立二足歩行を行っているため、上半身の体重を腰で支えなければいけません。そのため、必然的に背骨周りや首に負担がかかる生活を送っています。このような生物学的な弱点に加え、日頃の生活習慣によっては、年齢を問わず誰でも腰痛持ちになってしまう可能性があります」

代表的な腰痛の種類

一言に腰痛といってもその種類はさまざま。まずは痛みの原因を知ることが大切です。

●筋肉や神経による腰痛

関節の筋肉や神経への強い負荷がかかっている、疲労の蓄積や血行不良による痛み

●内臓の疾患による腰痛

膀胱炎、尿管結石、胃潰瘍、子宮筋腫、卵巣脳腫などの、泌尿器系・消化器系・女性特有の疾患による痛み

●椎間板のトラブルによる腰痛

「椎間板ヘルニア」や「ぎっくり腰」のこと。椎間板の中心部にある髄核(ずいかく)が弾力を失って外に飛び出し、神経を圧迫することによる痛み

腰に負担をかけてしまう習慣とは?

岡宮先生によれば、女性の場合は「運動不足」と「冷え」によって腰痛が発症してしまうことが多いそう。

「腰の位置にある背骨「腰椎」は、腹筋や背筋などの筋肉によって支えられています。運動不足による筋力の低下は腰椎を支える力を低下させるだけでなく、前傾姿勢や片足重心といった腰痛になりやすい姿勢を誘発します。また、冷えによって血液の流れが悪くなると、酸素や栄養素が十分に運ばれなくなり、腰回りの疲労が溜まりやすくなります」

「日常的に歩く、階段を利用するといった心掛けはとても大切です。腰回りの筋肉がほぐれて、血流もアップ。腰痛の防止に効果的ですよ」

痛みを感じてしまったら…

「ぎっくり腰などの突発的な強い痛みを取り除くには、湿布や注射、コルセットの使用といった西洋医学的な治療が有効です。長引く痛みの場合は漢方薬の併用もオススメです」

腰痛には漢方薬も効果があるのですね。代表的な漢方薬を教えてください。

「冷えや自律神経の乱れで血行不良が起きているときは、『38番 当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)』などを処方します。冷えを改善し、血行を促して痛みを緩和します。激しい運動による筋肉痛の要素が大きい腰痛には、『68番 芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)』。即効性があり、服用後2~3分で効き目が実感できるといわれています」

漢方薬は、腰痛が慢性化しないように、体質改善の目的で取り入れるといいそう。なってしまってからではつらい腰痛…日頃の生活習慣を見直して、腰痛になりにくい体をつくっていきましょう!

取材協力:代官山パークサイドクリニック院長 岡宮裕先生

杏林大学医学部卒業。2009年代官山パークサイドクリニック開業。漢方薬治療を得意とし、『体に負担の少ない、一人一人に最適な治療』を心掛け、患者様の症状やニーズにじっくりと耳を傾けながら診療を行う。東京都アーチェリー協会専門委員(医事)などを務め、スポーツドクターとして多くのアスリートの健康サポートも行う。

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