食事に気をつけながら運動も取り入れているつもり…それなのに、なかなかその効果が体に現れない! このように、下腹部やお尻回りのボディラインに悩みを抱える30~40代の女性は少なくありません。
女性専用パーソナルトレーニングジム「Shapes International(シェイプスインターナショナル)」スーパーバイザーで、六本木本店店長の松尾伊津香さんに、下半身に脂肪がつきやすい原因と、おうちで簡単に実践できるエクササイズを教えてもらいました。
「前提として、体に脂肪がついてしまうのは運動不足だけが原因ではありません」と松尾さん。実は、日々の生活習慣や女性ならでは体の仕組みが大きく影響していることもあるのだとか。
「現代人の生活習慣は、重いものを持つ機会があまりなく、デスクワークと中心とした座り姿勢ということが多いですよね。このような生活を続けていると、おなかの筋肉が緩み、内臓を支えられなくなってしまいます。その結果、ウエストラインのくびれはできても、下腹部が出てしまうのです」
また、ヒップ周りについても、特に女性が崩れやすい理由があるのです。
「女性の骨盤は生理周期に合わせて開閉できるよう、柔らかく動く性質を持っています。そのため、片足に重心をかける姿勢や足を組むといったクセで、骨盤周りに使われる筋肉と、使われない筋肉との偏りが発生しやすく、たるみが生じたり横に張ったりしたアンバランスなお尻になっていきます」
理想的なボディラインを手に入れるには、やみくもなトレーニングではなく、気になるパーツにしっかりアプローチすることが大切だそう。
そこで、松尾さん直伝の、おうちで無理なく続けられる下半身エクササイズをご紹介します。
1:仰向けの状態で、足裏を合わせて膝を外側に倒し、手は力をぬいて太ももに添える。
2:息を吐きながら、おへそを覗き込むイメージで上体を起こす。そのまま20秒キープする。
3:息を吐きながら元の姿勢に戻る。
1:肩幅より少し広めに足を開き、両手は肩と平行になる高さまで持ち上げる。
2:息を吐きながら、お尻を突き出すように重心を下げる。
3:可能であれば膝とお尻が同じ高さまで下げる。あくまで膝に無理がかからない高さでOK。そのままの姿勢で20秒キープする。
4:ゆっくり元の姿勢に戻る。
まずはこのエクササイズを1回3セット、3カ月を目標に取り組んでみましょう。難しい動きも、特別な道具も必要ありません。これなら毎日続けられそうですね!
「エクササイズを継続するコツは時間やルールを決めず、あくまで日常の習慣にしてしまうこと。即効性を求めてしまいがちなエクササイズですが、少しずつでも小さな積み重ねで、必ず成果は現れますよ」
一生付き合っていく自分の体のために、さっそく今日からエクササイズを始めましょう!
女性専門ダイエットボディメイクジム「Shapes International」のダイエットトレーナー。
食事と運動だけでなく、ライフスタイルやメンタルヘルスにも合わせたダイエット指導を行っている。松尾さん自身がダイエットの悩みに答える「ヨガから学ぶダイエット」は読者1400人を超える人気ブログ。
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