30代になるとエイジングによる髪のお悩みが増えてきます。今回は、薄毛で分け目が気になる方のために、簡単なヘアアレンジで分け目が目立たなくなる方法を、ヘアメイクアップアーティストの萩村千紗子さんに教えてもらいました。
【Before】
ヘアアレンジをしない状態では頭頂部にボリューム感がなく分け目も目立ってしまい、全体的に老けた印象です。
1:普段の毛流れと逆方向へ髪全体を流し、頭頂部の根元を立ち上げるようにしながら、ドライヤーで熱を加えてブローする。
2:ブローした方向と逆に毛流れを戻して頭頂部にボリュームを出したら、片側の耳上の髪を取り、2本の毛束に分けてねじっていく。
3:もう片側は前髪を残し、ステップ2と同様に毛束をねじったら、後頭部の中心で、ステップ2の毛束と一緒に飾りピンで固定して、ハーフアップにする。
【After】
“逆ブロー”で最初にふんわりさせ、頭頂部のボリューム感を生かしてねじりアレンジを追加するのがポイント。「根元を立ち上げる」というポイントブローなら、時間のない朝でも簡単にできますし、たったひと手間で若々しいふんわり感を演出できてオススメですよ。
1:頭頂部から耳にかけて髪をブロッキングし、両サイドの髪と後ろの髪に分けたら、後ろの髪をゴムでしっかりと一つ結びにして固定する。
2:ステップ1で結んだゴムを押さえながら、トップの髪を少し引き出す。これで頭頂部のボリューム感がアップ。ゴムに近い部分を引き出すと、より安定します。
3:両サイドに残した毛束を、ステップ1で作った結び目を隠すように巻きつけ、それぞれピンで固定する。サイドの髪を整えて完成です。
【After】
薄毛が気になるなら、分け目を作らないことも有効です。頭頂部をふんわりと演出できる一つ結びアレンジは、最初に3つにブロッキングすることがポイント。簡単ですが、分ける→ボリュームを出す→サイドを足す、という手順を踏むことで自然なボリューム感が表現できます。
ちょっとした工夫で雰囲気がグッと若々しくなる2つのヘアアレンジ。みなさんもぜひ試してみてくださいね。
大阪ベルェベル美容専門学校卒業後、ヘアサロンにて美容師のとしての基礎を学ぶ。その後、内田裕士氏のメイク教室「美塾」の講師養成クラスに入学。卒業後はメイク教室やメイクセミナーを開催しながら、雑誌などでヘアメイクアップアーティストとしても活躍。