毎日続けて美しく健康な髪に! 家庭できるヘアケア&頭皮ケア

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ウレハダ編集部

毎日続けて美しく健康な髪に! 家庭できるヘアケア&頭皮ケア

毎日何気なく洗っている髪の毛。シャンプー選びはこだわっていても、シャンプーのやり方といった正しいヘアケアを知らないことも…。

そこで、前回は食事や睡眠といった生活習慣について解説してくださった「サロン・ド・リジュー」代表で毛髪診断士の永本玲英子さんに、家庭でできるヘアケアについて聞いてみました。

正しい洗髪と頭皮マッサージで薄毛を解消!

「ご自宅でのお手入れのポイントは2つ。毛髪を作り出す土台になる頭皮ケアと、生えてきた髪を健やかにキープする毛髪ケアです」と永本さん。

「正しい洗髪と頭皮のマッサージを毎日続けていると、頭皮の皮膚の質が改善してきます。それに伴い、抜け毛が減ってくることが期待できます。また、パーマーやカラーリングによるダメージにも耐えられるよう、しっかりとケアをして健康な頭皮と髪をつくりましょう」

それでは、正しいヘアケアと頭皮ケアの方法をご紹介します。

ヘアケア編

「洗髪の基本は、指の腹で頭皮をマッサージしながら毛穴の汚れを意識してしっかりと洗い、シャンプー剤が残らないようにすすぐこと。スカルプブラシを使用すると、頭皮をしっかり洗うことができ、頭皮のマッサージ効果もあります。すすぎは、シャンプーの2倍くらいの時間をかけてしっかり洗い流しましょう」

このときあまり高い温度で洗うと、頭皮に必要な皮脂を取り過ぎてしまい、乾燥の原因になります。お湯の温度は38度前後に設定すると◎。髪を洗い終えたら、続いて乾かす際のポイントをチェック!

「シャンプー後は、タオルで十分に水気を拭き取ってからドライヤーを使って短時間で乾かしましょう。温風の熱から髪を守るために、ヘアオイルをつけておくのがオススメです。最後に冷風を髪全体に当てて、髪の表面にあるキューティクルを引き締めましょう。最近は高機能のドライヤーもいろいろ販売されています。正しく使えば、髪の保湿性を高めてくれたり、コシが出て根元の立ち上がりが出たりといった効果も。自然乾燥はもってのほか。濡れた髪のままでいるのは、髪や頭皮によくないのでNGです」

頭皮ケア編

「ストレスと頭皮は密接に関係しています。ストレスが溜まると、血流が悪くなったり頭皮が硬くなったりします。硬くなった頭皮は、マッサージで適度な刺激を与えましょう。無理して強く押すと逆効果になるので、心地よく感じる程度の圧をかけながら、ゆっくりやさしくもみほぐすのがポイント。頭皮にあるツボを刺激すると、健康な発毛・育毛の後押しになります」

頭皮ケアにオススメのツボ

頭皮ケアにおすすめのつぼ「百会」「曲差」「天柱」「風地」

  • 「百会(ひゃくえ)」…頭のてっぺんにあるツボ。からだの代謝がアップする。
  • 「曲差(きょくさ)」…髪の生え際の真ん中より少し上にある。抜け毛予防や頭痛に効果がある。
  • 「天柱(てんちゅう)」…首の後ろの太い筋肉の外側にあり、首のコリや眼精疲労を解消する。
  • 「風池(ふうち)」…「天柱」の指1本分外側にある。頭や肩の疲労回復に効果的。

頭皮マッサージは、頭皮のエクササイズ。シャンプー後の清潔な頭皮に、頭皮用ローションや育毛剤を塗布してから行うと、有効成分が単に塗布するだけよりしっかりと働いてくれるそう。

5年後、10年後も美しく健康的な髪でいることを目指して、正しいホームケアを続けましょう。

取材協力:メディカルヘアケア サロン・ド・リジュー代表 永本玲英子さん

「サロン・ド・リジュー」代表で毛髪診断士・日本抗加齢医学会正会員・日本健康医療学会健康医療コーディネーター。美しい髪作りを目指し、本物のヘアケアとスカルプケアを追求。医師の監修に基づいた日本初のヘアケアとスカルプケアに特化したサロンを主宰。テレビ、ラジオ、雑誌などへの出演も多数。著書に『頭皮毒デトックス 地肌力がみるみる再生!』(コスモトゥーワン)、『頭皮で解決!髪のエイジング・トラブル』(産業編集センター)、『デトックスで美髪になる!―10歳若返る艶髪 』(Gakken Mook)がある。