なにげなく鏡やショーウインドウに視線を移すと、自分の立ち姿がぐっと疲れて老けたように見える…!? なんて経験はありませんか? そんな時、いくつかのポイントに気をつけるだけで、一気に何歳も若々しい姿勢を取り戻すことができる方法があるのだとか。
今回はトータルビジュアルプロデューサーのMANAMIさんに、「立ち姿が一瞬で5歳若くなる方法」を教えてもらいました。
「スマホやPCを利用するせいか、街を歩いていても猫背の人がとても増えました。女性は腹筋が弱く、特に肩が内側に入ってしまいやすいので、頭が肩の上に一直線に乗らず、首だけで頭を支えてしまいがちです」とMANAMIさん。
たとえば、携帯を手につい、以下のような姿勢をしている人をよく見かけませんか?
MANAMIさんによると、この姿勢で特によくないポイントは、次の3点だそうです。
「この姿勢でいることが多いと、うつむいているせいで首にシワができやすいうえに、頰がたるんできたり、骨盤も歪んだりして、体型が崩れてしまいます。プロのモデルでも、スマホがない時代に比べて、首のシワや顔のたるみに悩む方が格段に増えてきているようです」
では体のラインを崩さず、無理なく女性らしいきれいな立ち姿を作るには、どうしたらいいのでしょうか?
体に無理のない正しい姿勢とは「頭の上から一本の糸で吊るされているような自然な立ち姿」だそうです。正しい姿勢で携帯を見ているところは次の写真ですが、どこに気をつければこの姿勢ができるようになるのでしょうか?
「鏡がない状態で姿勢を正すのであれば、壁に沿って立つのが一番簡単な方法です。この時には背中側の肩甲骨と後頭部を壁につけるのを、忘れないようにしてください。そこから歩き出せば、ほぼ正しい姿勢を保てます」
「無意識に、首が前に倒れてしまう女性が多いようです。頭を立てることができるようになると、それまでよりも物理的に顔の位置が体よりも後ろに下がるので、小顔効果があります。立ち止まっている時、人は顔を中心として足元よりも上半身に注目するものなので、まずは腰から上を意識して姿勢を保つようにしてみましょう。
なお、慣れないうちは自分にとって楽な体勢=崩れた姿勢になっていると考えたほうがよいでしょう。正しい姿勢に慣れると腹筋や背筋も鍛えられ、背中や二の腕にお肉がつきにくくなり、若い後ろ姿が保てますよ」
ポイントはいつも見られている意識を持つこと。「そばに知り合いがいないときでも、自分の姿に気を配ること」でぐっと女性らしく見えるのだとか。
今からすぐに姿勢を変えて、マイナス5歳の立ち姿を手に入れましょう!
15歳よりモデルをはじめ、18歳で単身海外へ。モデルを引退し帰国後に、メイクアップアーティストに転身。現在はモデルやミスコンファイナリスト、専門家など向けにヘアメイクのみならずウォーキング、ポージングなど「見た目に関する全ての指導」を行うトータルビジュアルプロデューサーとして活動。代表著書はロングセラーの『メイクの超基本テクニック』(マイナビ刊)
2016年Mrs.JAPAN ファイナリスト・beautiful legs受賞。