実は間違いだらけ? 正しいムダ毛処理の方法

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ウレハダ編集部

実は間違いだらけ? 正しいムダ毛処理の方法

肌の露出が多い季節が過ぎても、気の抜けないムダ毛の処理。一年中、こまめに全身の処理をしていていたら、肌がカサカサになってしまった…なんてこともありますよね。

そこで今回は、私のクリニック目白の平田雅子院長に、オススメのムダ毛処理方法について教えてもらいました。

ムダ毛はムダじゃない!?

剃っても剃っても生えてくるムダ毛。そもそも、なんためにある毛なのでしょうか?

「髪の毛は頭部、眉毛やまつげは目といったように、ムダ毛と思っていた毛も人間が生きていく上で重要な体のパーツを守っているんです。女性が気になる鼻毛やワキ毛も同様。鼻毛は空気を清浄するフィルターとして、ワキ毛は神経細胞が集まるワキを保護する役目を担っています」

“ムダ”という名前が付いているものの、医学的にはまったくムダなものではないんですね。

肌をカバーしながらムダ毛を処理

とはいえ、女性ならやっぱり気になってしまうのがムダ毛の存在。やってしまいがちなNG処理法にはどんなものがありますか?

「毛の生えている向きとは反対に剃る『逆剃り(さかぞり)』は、一見きれいに剃れますが、皮膚にダメージを与えやすいので控えたほうがいいですね。また、何もつけずに剃る『空剃り(からぞり)』は、表皮を削って肌の乾燥を促進させてしまうのでこれもNG。さらに、正しい剃り方であっても、切れない刃で何度も同じ箇所を剃るのも、肌への負担が大きいので避けましょう」

そもそも毛を剃る行為は、肌の角質まで一緒にそぎ落としてしまうため、紫外線や乾燥などから肌を守るバリア機能が失われてしまうとのこと。では、正しいムダ毛処理の方法を教えてください。

「入浴時に石けんの泡を使って処理する方が多いと思いますが、濡れた肌は傷つきやすい状態です。オススメは、乾いた状態の肌に乳液やクリームを塗布し、カミソリやシェーバーを毛の流れに沿って動かし、剃り終わったら水でそっと流す方法です。何度も同じポイントを剃らずに、一度だけ剃るのを意識しましょう。また、ムダ毛の処理後は、必ず乳液やクリームなどで保湿を忘れずに。清涼感のあるものやデオドラント剤などは、肌の刺激になってしまうので避けてくださいね」

弱った肌のままムダ毛処理を繰り返すと、毛穴が目立ったりシミができやすくなったりすることも…。肌へのダメージを最小限に抑えるのが、ムダ毛処理のポイントです。

カミソリは常に清潔な状態に

正しい処理方法できれいに仕上げても、数日も経てば気になってきてしまうムダ毛。いったい、どのくらいの頻度で剃るのが正解なのでしょうか?

「肌の再生周期から考えると、本来は1カ月に1回。とはいえ、生えてきた毛が気になってしまうと思うので、2週間に1回、多くても1週間に1回に留めておくのがいいでしょう」

平田院長は、「あまりにもムダ毛が気になるのであれば、何度も剃るのを繰り返すのではなく、肌への負担が少ない脱毛がオススメ」と言います。脱毛ではなく、あくまで自分で剃って処理する場合、使っているカミソリの買い替え時は?

「一度使用したカミソリは病気の感染源にもなり得るので、本来は使い捨てが一番です。たとえ新品のカミソリであっても、少しでも剃りにくさを感じたら交換を。カミソリを数回使い続ける場合は、使用後に石けんでサッと洗い流してから、しっかり乾かすことが大切です。濡れたままお風呂場に置いておくのはNGです。刃がサビてしまわないように、常に清潔な状態をキープしましょう」

美しい大人の女性ならば、秋冬もムダ毛のないツルツルの肌を目指したいもの。正しいムダ毛処理とアフターケアを徹底して、顔もボディもカサカサ肌とはお別れしましょう!

取材協力:私のクリニック目白 平田雅子院長

「女性を健康で元気にするために」と、皮膚科をはじめ、婦人科、心療内科といった女性専門外来を行う。女性の体と心に寄り添った丁寧な診療で、街の人からも親しまれている。

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