意外と簡単! あったかかわいい羊毛フェルトで小物を作ってみよう♪

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ウレハダ編集部

意外と簡単! あったかかわいい羊毛フェルトで小物を作ってみよう♪

温かいものが恋しくなるこの季節。そんななか「もこもこ&ふわふわの肌触りに癒やされる!」と人気を集めているのが「羊毛フェルト」。難しそうに見えますが、実は意外と簡単に作れるんです!

ここでは、あったかカワイイ「羊毛フェルト」の作り方を、日本羊毛フェルトクラフト協会代表の渡邊加奈子さんに教えてもらいました。

誰でも簡単にできるのが羊毛フェルトの魅力

「羊毛フェルトとは、羊毛をまとめたものに針を刺して形にしていく手芸のことです。羊毛の表面には人間の髪の毛と同じように細かいキューティクルがあり、特殊な針で刺していくとキューティクルが互いに絡まり合ってフェルトになります。針を抜き刺しするだけと簡単なので、自宅でも手軽に小物が作れますよ」

最近は羊毛フェルトで作った動物の置物やブローチ、ストラップやピアスなどが人気を集めているのだそう。今回は、その中でも初心者が簡単に作れる猫のマスコットの作り方を教えていただきました。

フェルトでできた猫

まずは必要な道具と材料をチェック!

用意する材料は手芸店で購入できるものばかり!

【材料】

羊毛でできた猫の材料

1:ニードル針(針がギザギザしている特殊な針)
2:スポンジマット
3:白羊毛綿(胴体用)…15グラムくらい。シッポとマズル(鼻口部)用に少し残しておく
4:白羊毛綿(耳用)…5グラムくらい
5:茶羊毛綿(耳用)…6グラムくらい。目と模様用に少し残しておく
6:黄羊毛綿(胴体の模様用)…1グラムくらい
7:ピンク羊毛綿(頬用)…0.5グラムくらい

さっそく猫の羊毛フェルトにチャレンジ!

STEP1:胴体を作る

羊毛で猫の胴体を作る

「胴体用の羊毛綿(3)を折りたたむように丸め、全体に針を刺していきます。針は、上部を持って垂直に抜き刺しするのが基本です。丸くなってきたら、胴体の底を平らに成形します」

STEP2:胴体に両耳をつける

猫の胴体に耳を付ける

「まずは茶色の綿(5)で耳の土台を丸く刺し固めてください」

猫の耳の土台を作る

「次に三角に折りたたんだ綿を刺し固めて耳を作ります。耳の根元は胴体との接着部分なので、柔らかいままにしておくのがポイント。接着部分を土台に乗せて針を数回刺すと耳がつきますよ。反対の耳も白い綿(4)を使って同じようにつけましょう」

STEP3:胴体に模様とシッポをつける

猫の胴体に模様とシッポをつける

「模様は、黄色い綿(6)を胴体の脇に丸く乗せて刺し固めたら、同じように茶色の綿(5)を黄色い模様にかぶせるように乗せて刺し固めます」

猫の尻尾を付ける

「シッポは白い綿(3)を細長く折りたたんで針で固めてからつけてください」

STEP4:マズルを作る

猫のマズルを作る

「マズルは、白い綿(1)を俵型に折って針で刺しながらつけていきます。つける位置は胴体中央の少し上部がベスト」

猫の鼻を作る

「マズルをつけたら中央に茶色の綿をチョンと乗せて鼻を作ります。ポイントは、針を抜かずに同じ箇所で数回上下に動かすこと。最後にマズルの中央から下に針を数回刺して線を入れます。逆さのY字をイメージして刺してみてください」

STEP5:目を作る

猫の目を作る

「少しだけ取っておいた茶色い綿(5)をねじってまとめたら、目の形になるように胴体に置きます」

猫の目の形を作る

「綿をなぞるように針を刺して、目の形を作っていきましょう。目のふちができたら、中に瞳を作ります」

STEP6:頬を作る

猫の頰を作る

「最後にピンクの綿(7)を両頬の位置に丸く置いて、針で刺して固定すれば完成です」

猫の羊毛フェルト

初挑戦でしたが思っていたよりも簡単でびっくり! 見ているだけであったかかわいい羊毛フェルトマスコット。みなさんもさっそくトライしてみてくださいね。

取材協力:日本羊毛フェルトクラフト協会 代表 渡邉加奈子さん

アメリカ向けサンリオ商品のプランナーとして勤務する傍ら、あったかい羊毛フェルト作品に出会う。 試行錯誤の制作から始まり、オリジナル作品までたどり着く。

公式サイト

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