夜になると脚がパンパン…そんなお悩みを持つ女性も多いのでは? むくみの原因である老廃物や毒素を排出するために有効なのが、リンパマッサージです。
そこで、足痩せ・部分痩せ専門 サロン「Belliza(ベリーザ)」のプロジェクトマネージャー・穂坂綾花さんに、自宅でできる脚のリンパマッサージのやり方を伺いました。
夏は水太りがむくみの元だと聞きますが、冬はなぜむくみが発生するのでしょうか?
「寒い時期は血流の悪さが主な原因です。冬は汗をかく機会が少ないうえに、寒さで血流が悪くなると老廃物や毒素がたまってむくみにつながります。そして、それを放置するとセルライトへ変化してしまいます」
「大切なのは、セルライトへ変わる前にむくみを解消することです。また、季節を問わず飲酒にも要注意。お酒を飲むと体内の水分が減るのに加え、おつまみは塩分が濃いものが多く、むくみの原因となります」
「むくみを防ぐには、冷えやすい下半身を温めるのがポイント。また、水分不足も血流を悪くするので、常温以上の飲み物でこまめに水分補給をしてください。老廃物や毒素を排出するためにトイレへ行くのもお忘れなく。1日7~8回が目安です」
いよいよリンパマッサージでむくみを撃退! その前に、準備しておくべきことは何でしょうか?
「リンパマッサージは体が温まった状態で行いましょう。血行が促進されると、老廃物や毒素が流れやすくなります。ゆっくりと湯船に浸かった後がベストですが、時間がない場合は蒸しタオルで施術部分を温めてもOKです。また、摩擦で皮膚を傷めないようにオイルやクリームを塗ってください」
オイルのなかにも、マッサージの効果を高めてくれるものがあるのだそうです。
「ローズマリーオイルは血流の循環をよくする働きがあり、白樺はひきしめ効果が期待できます。筋肉質の方には筋肉を温めて柔らかくするジンジャーやジュニパーなどがオススメです」
それでは、さっそくリンパマッサージの方法をご紹介します。体の中で最もむくみやすいのは下半身。老廃物は脚の骨周りに多くついています。くるぶしから上へと伸びている骨やひざ周り、太ももの外側と内側を重点的にマッサージしましょう
「まずはふくらはぎを包むように手を添えます。そこから親指に力を入れて持ち上げるように下から上へ、くるぶしからひざの辺りまでスライドさせます。内側も同様に骨に沿って流していきましょう。骨周りにゴリゴリとした感触がありませんか? これが老廃物の塊です」
「ふくらはぎと同じように、親指に力を入れて付け根まで移動させます。太ももはふくらはぎに比べて力を入れにくいかもしれません。やりにくい場合は、両手の親指と人差し指で輪を作り、太ももを包むようにすると◎。親指を重ねると力が入りやすくなりますよ。太ももの内側と外側をそれぞれ、ひざから脚の付け根まで流します」
「また、ひざの上も肉がたまりやすく、セルライトがつきやすい場所。こちらも忘れずにマッサージしましょう。太ももと同様に、老廃物を脚の付け根まで流してあげてください。ポイントは力を入れすぎないこと。なでるような力加減を意識しましょう」
穂坂さんによれば、1日たった3~4往復なでるだけでも、サイズ感に違いが現れるのだとか。大切なのは日々のセルフケア。入浴後や就寝前にリンパマッサージを取り入れてみてはいかがでしょうか?
足痩せ・部分痩せ専門サロン「Belliza」のプロジェクトマネージャーとして施術スタッフをまとめている。当店では体にたまってしまった老廃物やセルライトをリンパに向かって押し流していくことにより、足痩せと同時にむくみや冷え性などの体質改善を行っている。すべての女性が安心して足を運べるアットホームな雰囲気の女性専用サロンを目指し、日々奮闘中。
公式サイト