クマは、その原因や状態でいくつかの種類に分けられます。
それぞれの特徴を知り、クマができにくい生活に切り替えていくことが大切です。
クマの種類は以下の3つに分けられます。
出典:https://haris-shinkyu.com/blog/20191004-619/
青クマができる原因は、血行不良や貧血です。
もともと下まぶたの皮膚は、頬や額に比べてとても薄いため、筋肉や血液の色が透けて見えやすい箇所です。
睡眠不足や冷え、眼精疲労のほか、ホルモンバランスの乱れや喫煙、ストレスといった要因で血流が悪くなると、酸素を十分に取り込めていない青黒い血液の色が透けて現れます。
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茶クマは色素沈着によるものです。
色素沈着とは、紫外線ダメージや乾燥、目元への摩擦などの結果、メラニンが沈着してしまった状態です。
また、洗顔が不十分でメイクをきちんと落としきれていない場合も茶クマの原因になります。
体調にかかわらず常に出ているもので、改善には時間がかかるタイプです。
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黒い影のような加齢クマは目元の皮膚がたるむことで発生します。
目元のシワやたるみで、頬との間にできたくぼみが影のように見えている状態です。
体調と無関係に毎日現れ、肌の老化とともに少しずつ悪化していきます。
また、生まれつき目の下の皮下脂肪が少ない方にも多いクマです。
目元のクマは青クマ・茶クマ・加齢クマなど種類によってもケア方法が異なります。
まずは、自分がどんなクマができやすいかを知り、それに合わせて適切なケアをすることで、クマを目立たせなくさせましょう。
ここからは、種類別の対策をご紹介します。
青クマを目立たせなくするためには、血流をよくすることがポイントです。
原因部分でもお伝えいたしましたが、青クマは血流が悪くなり、酸素を十分に取り込めていない青黒い血液の色が透けて現れることで発生します。
出典:https://biyoshinkyu.net/eye/ganseihirou/
そのため睡眠不足の解消、目の周りにある攅竹(さんちく)・四白(しはく)・睛明(せいめい) のツボを押す、適度な運動をするなどの方法で血流を改善しましょう。
青クマは他のクマに比べて改善しやすいのが特徴です。
茶クマを目立たせなくするには、肌の状態を整えていくことが早道です。
お肌が自然とターンオーバーし、色素沈着した肌を外へ押し出していきます。
そもそも茶クマは、紫外線ダメージや乾燥、目元への摩擦などの結果、メラニンが沈着してしまった状態です。
そのため、正しい生活習慣や食習慣を心がけることで、お肌本来の働きである正常な周期の肌のターンオーバーにすることが大事です。
また一因として、お肌表面が角質肥厚の状態ですと、ターンオーバーの妨げになりますので、毎日のクレンジングや洗顔を徹底して色素沈着の原因となる汚れを残さないこと、そして地道な保湿、UVケア、美白ケアなどを続けることが大切です。
加齢クマには、血行促進、表情筋トレーニングが有効です。
年齢とともに肌の潤いやハリは失われてしまうので、このクマは放っておくと、改善するどころか悪化してしまいます。
肌は乾燥すると、汚れや刺激の影響を受けやすくなり、バリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下した肌は、肌の潤いやハリが失われてしまうので、加齢クマが悪化してしまう原因となります。
目元のクマを目立たせなくするには、それぞれの種類に合わせたケアをすることが大切です。
そして目元のクマを目立たせなくするには、上記でお伝えしたことに加えて、肌の土台となる食事にも気をつけたいところです。
体の中に取り入れる食べ物にも心がけて体の内側からもケアを行いましょう。
以下でクマの種類に応じてオススメの食べ物をお伝えします。
青クマは血行不良だけでなく、貧血によっても引き起こされます。
そのため貧血対策としては鉄分が豊富な食材を取ることが大切です!
そしてその代表格が、レバーです。
レバーには血液中のヘモグロビンを作るための栄養がたっぷり含まれているうえに、脂が少ないのでダイエット中の方にもうれしい食材です。
茶クマはメラニン色素が肌に沈着することが原因で起きるので、メラニンの生成を抑える効果のある食べ物を摂りましょう。
ビタミンCが多く含まれるレモン、いちご、キウイなどの果物、そしてピーマンや、パプリカ、ブロッコリーなどの野菜はメラニンの生成を抑える働きがあります。
加齢クマは、肌の機能が衰えることが原因で生じるので、肌そのものの力を活かして、すこやかな肌を目指すことが大切です。
そのためには、栄養バランスが整った食事を心がけることが何よりも大切です。
理想的な栄養バランスについては、厚生労働省と農林水産省の合同で策定された「食事バランスガイド」を参考にしましょう。
食事バランスガイドでは、食事を5つに分類した上で、コマの上から順番に食べる量の目安を示しています。
今までの食生活を一気に変えることは、難しいかも知れませんが、少しづつ理想的な栄養バランスを摂れるように意識してくださいね。
※食事バランスガイドは、健康な方々の健康づくりを目的に作られたものです。糖尿病、高血圧などの病院で医師又は管理栄養士から食事指導を受けている方は、その指導に従ってください。
いかがでしたでしょうか。
クマの3つの種類や原因、対処方法についてお伝えしてきました。
クマができる原因をしっかりと把握し、それぞれに合ったケアを行いましょう。
また、肌の土台となる食事に気をつけて、食事からもクマを目立たせないようにケアをしましょう。
2006年、再春館製薬所に入社。化粧品の効果評価試験、スキンケア研究に7年間従事した後、「ドモホルンリンクル」の商品開発の担当へ。お客様と同年代であり、二児の娘の母である視点と価値観を重視し、生涯ずっと安心して使い続けられる、効果実感の高い商品開発を目指し日々研究を重ねている。