【ハーブでリフレッシュ】ハーブを自分で育ててみよう!

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ウレハダ編集部

【ハーブでリフレッシュ】ハーブを自分で育ててみよう!

料理やインテリアなど、生活の中でさまざまに役立つハーブ。でも、自分で育てるとなるとハードルが高いかも…? そこで、日本メディカルハーブ協会の理事・金田太朗さんに、初心者でも簡単なハーブの育て方をお伺いしました。

苗選びが大切! 選ぶポイントは?

「ガーデニング初心者の方は、まず苗から育てるのがオススメです。フラワーショップや園芸店でお好みの香りの品種を探してみましょう。苗は3月~7月頃に店頭に並びます。7月の苗はある程度育っているものが多いので栽培し始めやすいですよ」

金田さんによれば、苗を選ぶときに気をつけるポイントは大きく分けて次の3つ。

茎が太くてしっかりしたものを選ぶ

「『節間(せっかん)』と呼ばれる、茎の節と節との間隔が詰まっているものを探しましょう」

子葉が残っているかどうかをチェック

「子葉とは、芽が出て最初につく葉を指します。成長しても子葉が残っているのは、植物に栄養が行き渡っている証拠です」

葉の色に注目

「白っぽいものや変色しているものを避け、若々しく濃い緑色の葉を付けたハーブを選びましょう」

選んだ苗の質によって、その後の成長に大きな差が出るそう。じっくりと選んで購入しましょう。

栽培時に注意すべきポイント

苗を選んだら、さっそくハーブを育て始めましょう。どんな環境がハーブ栽培に向いているのでしょうか?

「ハーブは日当たりのいい場所で育てましょう。特に午後よりも午前中にたっぷり日光が当たる場所がオススメです。また風通しがよくない場所は、害虫が発生しやすくなるためNGです」

育てる上で初心者が陥りやすいミスはありますか?

「失敗しがちなのは水のやりすぎです。あまり水やりをしすぎると、植物が酸素不足になって根腐れしてしまうことも…。『土が乾いたら』を心がけましょう。目安として、春と秋は1日に1回、夏は2回。冬は3日に1回程度で大丈夫です」

「また、虫が発生したらこまめに駆除しましょう。放置しておくと、虫がハーブの葉を食べてしまいます。筆や割り箸などでそっと取り除くと、ハーブを傷づけることなく、元気に育てられますよ」

植物を育てたことがない人でも、ハーブの栽培は挑戦しやすいそう。ぜひこの機会に育ててみてはいかがでしょうか?

取材協力:金田太朗さん

特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会理事。大学では農学部農学科で植物病理学を専攻。在学中にハーブの輸入卸売会社を起業し、日本で初めて正式にハーブサプリメントを輸入販売した。現在メディカルハーブ協会では「メディカルハーブ検定」、「ハーブ&ライフ検定」などを企画、広報を担当。

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