【ハーブでリフレッシュ】料理や掃除にも使える“ハーブビネガー”を作ってみよう!

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ウレハダ編集部

【ハーブでリフレッシュ】料理や掃除にも使える“ハーブビネガー”を作ってみよう!

みなさんは「ハーブビネガー」をご存じですか? 料理はもちろん、ハーブが持つ抗菌作用から、掃除道具としても活躍する優れものなんです。今回は、日本メディカルハーブ協会理事の金田太朗さんに、自宅でも簡単にできるハーブビネガーの作り方を教えてもらいました。

とっても簡単! ハーブビネガーの作り方

「ハーブビネガーはその名の通りお酢にハーブを入れたものです。すべて天然素材で作られているため、なるべく化学物質を使いたくないという方に人気です。お店でも購入できますが、実は自宅でも簡単に作ることができます」

では、さっそくお好きな香りのハーブを使って、オリジナルのハーブビネガーを作ってみましょう!

用意するもの

●お酢(穀物酢など身近なお酢でOK)……300ml
●ドライハーブ……ティースプーン……2~4杯
※フレッシュハーブを使う場合は、ティースプーン10杯分
●容器(400ml用)
●スプレーボトル(400ml用)

「使用するハーブには、抗菌作用と消臭効果がある品種を選びましょう。『ローズマリー』や『ラベンダー』『レモングラス』『ミント』がオススメです」

作り方

  1. お酢とハーブを容器に入れる。
  2. 直射日光の当たらない場所に容器を1週間置いておく。1日1回程度、容器を振ってハーブのエキスを染み出すようにするのがポイント。
  3. キッチンペーパーや清潔な布巾で、作ったハーブビネガーをろ過する。全体量の3分の1をスプレーボトルに入れたら水で薄める。

残った分は、日の当たらない場所で保管しましょう。2か月程度は保存可能です。調味料として使う場合は、普通のお酢代わりとして、薄めずにそのまま使ってOK!

カビ予防や消臭効果も!

「酸性のお酢は、水あかやせっけんカスなどのアルカリ性の汚れを中和してくれます。お風呂や台所、トイレといった水回りの掃除に最適です。汚れや臭いが気になる場所に吹きかけて、洗剤代わりに使いましょう。カビの繁殖防止や消臭効果がありますよ」

「さらにきれいにしたいときは、重曹との合わせ技がオススメ。重曹で掃除をした後にハーブビネガーを吹きかけることで、より効果が大きくなります」

とても便利なハーブビネガーですが、使用する際に注意することはありますか?

「酸性が強くサビの原因となるため、金属には使えません。万が一金属にかかってしまった場合は、すぐに水拭きをしましょう。また、使用するハーブによっては色がつく可能性も。色移りする可能性がある白い陶器には、なるべく使わないほうが安心です」

ハーブの香りに包まれたら、心も部屋もすっきりしそうですね! ぜひお好みの香りでオリジナルのハーブビネガーを作ってみては?

取材協力:金田太朗さん

特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会理事。大学では農学部農学科で植物病理学を専攻。在学中にハーブの輸入卸売会社を起業し、日本で初めて正式にハーブサプリメントを輸入販売した。現在メディカルハーブ協会では「メディカルハーブ検定」、「ハーブ&ライフ検定」などを企画、広報を担当。

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