気づけば夏でもカサカサに…かかと・ひじ・ひざのお手入れ方法

著者プロフィール画像

ウレハダ編集部

気づけば夏でもカサカサに…かかと・ひじ・ひざのお手入れ方法

衣替えの時期になると、かかとやひじ、ひざの角質が気になるという方も多いのでは? ケアを怠っていると、すぐにストッキングが伝線してしまった…なんてことも。

そこで、めぐろ皮膚科クリニック院長の深野祐子先生に、正しいかかと・ひじ・ひざのケアを教えていただきました。

角質がたまる主な原因は?

かかと・ひじ・ひざは少し気を緩めると、すぐにカサカサしてしまいますよね。いったいなぜ角質が溜まってしまうのでしょうか?

「全身には皮脂腺という、毛や皮膚をなめらかにする皮脂を分泌する腺があります。これが水分保持を担う役割を果たしているのです。かかとやひじ、ひざなどの毛が少ない箇所は皮脂腺が少ないため、油分が不足して乾燥しやすくなります」

ほかにも、洋服を着るときやストッキングを履くときに起こる摩擦や、足にかかる荷重の刺激も角質が溜まる原因とのこと。

かかと・ひじ・ひざのケアについて

では、どのように角質ケアすればよいのでしょうか? セルフケアのコツを教えてください!

「関節をしっかりと曲げて、皮膚のたるみをなくした状態でケアするのがオススメです。必ず入浴時の肌が柔らかい状態で行いましょう。スクラブや軽石を使い、古い角質を除去するのもOKですが、強く削りすぎないようご注意を」

ついつい強くこすりがちですが、無理に刺激を与えると炎症のもとにも。

「入浴後はしっかりと保湿をしましょう。ラップで15分程度密閉したり、靴下などでカバーしたりすると保湿剤がより浸透しやすくなりますよ」

今の時期は紫外線も気になるところ。顔や髪の毛だけでなく、実はヒジやヒザも紫外線の影響を受けやすいそうです。日焼け止めは塗り残しがないように気をつけてくださいね。また、ケアをしていても角質の状態が改善しない場合は、水虫の可能性も…。皮膚科でチェックをしてもらいましょう。

肌が人目に触れる機会が多いこの季節。カサカサ関節にお別れをして、自信を持った肌でお出かけしましょう!

取材協力:めぐろ皮膚科クリニック 院長 深野祐子先生

一般皮膚科診療から美容皮膚科診療まで幅広く対応する「めぐろ皮膚科クリニック」の院長。丁寧な診察とわかりやすい説明で、「お肌のかかりつけ医」として多くの患者さんに親しまれている。

公式サイト