後ろ姿に自信を持つ! 皮膚科医が伝授する“美尻ケア”

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ウレハダ編集部

後ろ姿に自信を持つ! 皮膚科医が伝授する“美尻ケア”

薄着になる夏こそしっかりとボディケアしたいですよね。しかし、目が届きにくい後ろ姿は一体どのようにケアすればよいのでしょうか? めぐろ皮膚科クリニック院長の深野祐子先生に、お尻のケアの方法を教えてもらいました。

美しいお尻を保つためにはケアが大切!

「お尻は圧迫や刺激、下着などの締めつけによって、皮膚が固くなったりくすんだりしやすい部分です。また、蒸れると吹き出物やかゆみが出ることも…。トラブルを防ぐためには、しっかりとしたケアが必要です」

お尻に起こりやすい肌トラブルと対策は次のとおり。

毛のう炎(お尻ニキビ)

「小さな吹き出物のようなものができる症状です。長時間の座りっぱなしを避けて、ピーリング効果のある石鹸やケア用品を使いましょう。炎症が強いときは、皮膚科を受診してください」

臀部角化性苔癬化皮膚(でんぶかくかせいたいせんかひふ)

「尾てい骨周りの皮膚がガサガサした状態。加齢によって脂肪が落ちたり長時間座っていたりすることが原因です。「おしりのタコ」ともいわれます。この症状には、欠かさず保湿を続けることが大切です」

そのほか美しくお尻を保つためには、どのようなことに気をつけるといいのでしょうか?

「お尻は紫外線の影響が最も少ないパーツです。しかし、加齢とともに脂肪や筋肉が落ちると、肌が圧迫されやすくなり、ゴワついてしまいます。美しいお尻を保つには、十分な保湿をすること、長時間座りっぱなしにならないこと、運動をして筋力をつけることを心がけましょう」

お尻のうぶ毛処理のやり方

「お尻のうぶ毛を処理するときは、皮膚をやわらかくしてから行ってください。入浴後、肌が乾燥していない状態で、泡状もしくはジェル状のシェービングローションを使って、カミソリで上から下へ剃りましょう。入浴後以外のタイミングで行う際は、蒸しタオルで肌をやわらかくしてからがオススメです」

処理をする際に注意することはありますか?

「肌に埋まっている毛を無理に何度も剃ってはいけません。カミソリは新しいものを使い、月1~2回を目安に行いましょう」

処理が終わった後はしっかりと保湿をするのが大切とのこと。忘れずにケアしていけば、これからは後ろ姿にも自信が持てそうですね。

取材協力:めぐろ皮膚科クリニック 院長 深野祐子先生

一般皮膚科診療から美容皮膚科診療まで幅広く対応する「めぐろ皮膚科クリニック」の院長。丁寧な診察とわかりやすい説明で、「お肌のかかりつけ医」として多くの患者さんに親しまれている。

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