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皮脂とは皮脂腺(皮膚の内部にある小さい腺)からの分泌物です。
皮脂腺から分泌された皮脂が汗腺から分泌された汗と混ざり皮脂膜として皮膚の表面に広がることで、肌の乾燥を防ぎ、潤いを保つ役割をします。
また、皮脂を分泌する皮脂腺は、頭皮、顔、胸、背中、手脚の順で多く分布しています。
額や鼻などのTゾーンのテカリに悩む方が多いのはこのためです。
皮脂が分泌されるのは、肌を乾燥から守る役割があって分泌されているということをお伝えしました。
しかし、生活習慣が乱れて代謝バランスが崩れると、必要以上に皮脂が分泌される原因となります。
顔やTゾーンのテカリが気になる人は、以下の項目に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
テカリが気になるとき、あぶら取り紙で余分な皮脂を取り除くだけという人も多いはずです。
顔やTゾーンの「テカリが目立った見た目」はもちろん最大の悩みどころですが、実はテカリのもとである余分な皮脂をそのままにしておくことも、とっても危険なのです!
過剰に分泌された皮脂を放っておくと、空気に触れて酸化が進みます。
皮脂自体が肌に悪さをするわけではありませんが、酸化することで肌に刺激となる「過酸化脂質」へと変化してしまうのです。
過酸化脂質は、肌に刺激を与えることでメラノサイトの働きを活発にするため、シミの原因であるメラニンをつくらせるほか、毛穴の黒ずみなど、肌へさまざまな悪影響を及ぼします。
では、どうすればさまざまな肌のトラブルの原因となる皮脂の過剰分泌を抑えることができるのでしょうか。
皮脂の過剰な分泌は、上でお伝えした通り生活習慣の乱れにより代謝のバランスが崩れることが原因でおこります。
そのため過剰な皮脂の分泌を抑えるためには、食事・睡眠・ストレスなどの3つの生活習慣に気をつけることが大切です。
栄養バランスに意識することで、皮脂の過剰な分泌を抑えることができます。
動物性油脂や糖質、炭水化物、刺激物を多く摂りすぎると、皮脂の分泌が盛んになるため、外食しがちな人や、偏食な人は日頃の生活を見直してみましょう。
また皮脂の分泌を抑える働きのあるビタミンCやDを含む食品の不足も、テカリの原因になります。
ビタミンCは、かぼちゃやにんじんなどの緑黄色野菜に、ビタミンDは、魚やきのこなどに多く含まれているので、意識して摂取してください。
また、肝臓に負担をかけるアルコールの過剰摂取にも注意が必要です。
十分に睡眠時間を確保して、ぐっすりと眠ることも皮脂の分泌を抑えるためには大切です。
しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
昼間に眠気を感じないくらいの睡眠時間が適切です。
さらに、睡眠の質にもこだわることもポイントです。
睡眠が浅いと、コルチゾールという皮脂の分泌を促すホルモンが増加するため、肌のテカリの原因となります。
逆に睡眠が深いと肌の生まれ変わりを促す成長ホルモンが多く分泌されるため、できるだけリラックスした状態で眠りにつく工夫をしましょう。
ストレスフリーな生活も、皮脂の分泌を抑えるためには大切なポイントです。
ストレスは自律神経のバランスが乱れる原因になります。
ストレスを感じている状態は交感神経の働きが、逆にリラックスしている状態は副交感神経が活発になります。
そしてストレスを感じることで、交換神経が活発になり、皮脂の分泌が促されるのでテカリの原因となります。
そのため、ストレスの原因となるものから距離をとる、しっかりと休息をとる、趣味に時間をかけるなど、自分なりのストレス解消法で心身をリラックスさせましょう。
皮脂の分泌を抑えるためには生活習慣が大切だとお伝えしましたが、普段のスキンケアも重要なポイントです。
肌は乾燥すると皮脂の分泌を行うため、スキンケアで肌に潤いを与えることで、皮脂の分泌を抑えることができるからです。
そのためには、正しい方法でスキンケアを行うことが大切です。
スキンケアの方法でお悩みの方は以下の記事をご覧ください。
さらに保湿効果をより実感したい人は、自分の肌に合った化粧品をお使いいただくことも重要です。
しっかりと肌に潤いを与えることで、皮脂の過剰分泌や肌荒れを防ぐことができます。
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まずは3日間、お気軽にお試しください。
これまで、皮脂の過剰分泌を抑えるための生活習慣やスキンケアの方法についてお伝えしてきました。
しかし外出中にテカリが気になる時に、都度洗顔をして、メイクを塗り直すということはできないですよね。
そのため下記では効果的なメイク直しの方法をお伝えします。
メイク直しの際は過剰な皮脂による肌ダメージを防ぐためにもテカリをそのままにせず、あぶら取り紙で余計な皮脂を取り除くことが肝心です。
ですが、さらに保湿をセットで行うことで、徐々に「あぶらで守ろうとする」状態から改善され「潤いで満たされた」状態を目指していくことができます。
それでは正しいメイク直しの方法について詳しくお伝えします。
メイク直しの手順
まず、テカリが気になる箇所にあぶら取り紙を乗せて、軽く皮脂を取りましょう。
このとき、ゴシゴシこするのはNGです。
肌を軽く押さえて取れる分だけで十分です。
続いて皮脂を取った箇所を保湿しましょう。
ミストタイプのスプレー化粧水を使うと便利ですよ。
保湿成分が入っていない水道水などは、絶対に避けてくださいね。
化粧水を肌にシュッと一吹きしたら、上から手で軽く押さえます。
このとき、手で押さえないとすぐに水分が蒸発し、もともと肌にあった水分も一緒に奪われてしまうので要注意。
これを「過乾燥」といいます。
最後はパウダーファンデーションを乗せるだけ。
化粧崩れがひどいときは、保湿してからファンデーションを塗り直しましょう。
このようにメイク直しの際に保湿をセットで行うと、だんだんと余計な皮脂が分泌されなくなり、水分と油分のバランスが取れた肌になっていきます。
また規則正しい生活習慣やスキンケア、メイク直しの3つの中でも、すこやかな肌の基本となる保湿などのスキンケアは、特に心がけましょう。
スキンケアにお悩みの方は一度ドモホルンリンクルをお使いになることをオススメします。
ドモホルンリンクルは、肌に潤いを与えるだけでなく、肌そのものの力を活かしてくれるので、肌トラブルで悩まないすこやかな肌を目指すことができます。
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大学卒業後、再春館製薬所に入社。「ドモホルンリンクル」のお客様プリーザー(美容アドバイザー)に従事した後、後輩の育成指導にあたるトレーナーを経て、現在は同社経営企画室ゼネラルマネージャー。社団法人日本産業カウンセラー協会認定 産業カウンセラー。