【メンタルトレーニング Vol.3】不安と向き合い、前向きに未来を思い描こう!

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ウレハダ編集部

【メンタルトレーニング Vol.3】不安と向き合い、前向きに未来を思い描こう!

自分の持っている潜在能力を十分に発揮するために、精神力を鍛えるのが「メンタルトレーニング」。ダイエット編ステップアップ編の次は、将来への不安解消編です。明るい未来を思い描くためのメンタルトレーニングを、リコレクトのOKラインメンタルトレーナー・清水利生さんに伺いました。

将来に対して不安を感じる理由

「恋愛・結婚」「子育て」「お金」「老後」など、将来への漠然とした不安はどうして生まれるのでしょうか?

「漠然とした不安を感じるのは、自分自身の幸せが明確になっていないからではないでしょうか。自分の幸せ、つまり理想のイメージがないと今取るべき行動が定まらず、不安を感じます。また、なりたい姿があっても現状の取り組みが将来像につながらなければ、やはり不安を抱くかもしれません」

しかし、幸せのイメージや理想の未来を思い描くことは簡単ではありません。どのように不安と向き合えばいいのでしょうか?

無理に不安を避けようとすると、さらに不安が増すことも!

「未来は誰にも予測できません。なので、将来に不安があるのは当たり前で、決して悪いことではありません。ただ、不安になると目先の安心感を求めることがあるので要注意。たとえば、先のことを考えると不安になり、現実逃避をしてしまう人もいます。『安心したいのにできない』『幸せになれる気がしない』という状況が続くと、ストレスが増えるだけでなく、精神的な疲れから体調を崩すなど自分を苦しめてしまうことにもなります」

目の前の不安から目をそらし、その場しのぎの行動で不安を解消しようとするのは逆効果。そこで、正しい不安と向き合い方を、清水さんに伺いました。

不安と向き合うメンタルトレーニング4カ条

その1:1人の時間を作り、将来についてじっくり考える

「将来どうなりたいか、自分の幸せについてゆっくりと考えてみてください。子どもの頃に比べて、大人になってからは仕事の忙しさなどで手一杯になり、将来の夢や自分の幸せを考える機会が少なくなります。そんなときこそ、一度立ち止まって考えてみましょう。もちろん、理想の将来像が変わることだってあります。定期的に自分と向き合い、何が幸せか、ワクワクするようなことを考える時間を作ってみてください」

その2:将来に向けて行動を具体化する

「将来のイメージが固まったら、それに向けて取るべき行動を具体化してみましょう。たとえば『結婚する』という幸せを手に入れたいとします。その場合は、出会いがありそうな場所へ出かけたり、友人に紹介をお願いしたりするといったアクションを起こすのです」

その3:不安をポジティブ思考で消そうとしない!

「不安はあって当然なので無理に消そうとしないで不安としっかり向き合ってみてください。『きっと大丈夫!』『どうにかなる!』といったポジティブ思考で打ち消けしていると、ストレスの原因になることも。『未来に不安を感じているんだな』と自分の中で不安を直視する。不安を受け入れることで、まずはその状態に慣れていき、その後、将来自分が思い描く生活に近づく努力を始めるといいと思います」

その4:ゲン担ぎはやめる!

「不安になると、つい頼りがちなのが『ゲン担ぎ』。これは、一時的な安心感を得ようとしてしまう行為です。ゲンを担いだからといって、将来の幸せが手に入る保証はありません。目標を見失う原因になることもあるので、縁起ものやおまじないで満足しないようご注意を。不安でもできることを少しずつ増やし、幸せになるための行動を起こし続けていきましょう」

漠然と将来への不安を抱えている方は、上記のメンタルトレーニングを参考にしてみてはいかがでしょうか。心を鍛えて、より明るい未来を思い描けるようになりましょう。

取材協力:株式会社リコレクト OKラインメンタルトレーナー 清水利生さん

山梨県生まれ。元フットサル選手。山梨県立韮崎高等学校サッカー部出身。フウガドールすみだ、デウソン神戸(Fリーグフットサルトップリーグ)でプレー。引退後は、選手時代にOKラインメンタルトレーニングを受けたことがきっかけでメンタルトレーナーに転身。現在は、プロスポーツチームの帯同メンタルトレーニングをはじめ、アスリートやビジネスマン、子どものメンタルトレーニングを行う。

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