これで靴を脱ぐのも怖くない! プロに教わった足元のニオイケア

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ウレハダ編集部

これで靴を脱ぐのも怖くない! プロに教わった足元のニオイケア

1日の終わり、なんだか足のニオイを感じてしまうときはありませんか? ニオイはとってもデリケートな問題です。人には相談しづらい足のニオイについて、足のお悩み研究家・大多和(おおたわ)圭子さんにお話を伺いました。

ニオイの原因は一つではない!

足のニオイの原因はさまざまですが、そもそもニオイが出やすい人っているのでしょうか?

「手のひらに汗をかきやすい人は、足の裏にも汗をかきやすい体質といえます。どちらも毛穴や皮脂腺はありませんが、汗腺が多いパーツ。手のひらは汗をかいてもすぐに蒸発しますが、足の裏は、靴やストッキングの着用で汗や水分がこもり、蒸れやすい箇所なのです。水分と常在菌が結びつくことにより雑菌が繁殖しやすく、ニオイが発生してしまいます」

日頃から足がむくみやすいと感じている人は、余分な水分を排出しにくい体質なので要注意。代謝が悪く血行不良になり、老廃物がたまることでニオイの原因になることもあるそう。また、サイズや形の合わない靴を履くのも、足にストレスをかけているため、汗をかきやすい状態につながるんだとか。足の疲れやむくみは、その日のうちにケアするよう心がけましょう。マッサージで血行を促進し、足をリラックスさせてあげることが大切です。

では、汗や水分、蒸れ以外にニオイの原因となってしまうものはありますか?

「爪周りの甘皮や角質がたまることでニオイの原因になることも…。甘皮はお風呂あがりの爪がやわらかい状態で、円を描くように綿棒をやさしく当てるだけで処理できますよ。また、角質は足専用のスクラブや石けんがオススメです。お手入れ後は必ず保湿もセットで行ってくださいね。お好みのテクスチャーのクリームやオイルで角質に栄養を与えましょう」

角質を爪切りで切ったりするのは、肌や爪を傷つける可能性があるのでNG。傷口から雑菌が侵入して炎症を起こす場合もあるそう。硬くなりすぎてしまった角質は、セルフケアが難しいのでサロンで処理してもらいましょう。

自宅では洗う・拭く・乾かす!

そのほか、自宅でできる毎日のニオイケアはバスタイムの洗い方などがポイントなんだとか。

「入浴時は足の指の間もしっかりと洗いましょう。くるぶしのくぼみ、かかとのシワなども見落としがちなパーツです。ただし、洗うだけで満足してはいけません。石けんカスが残らないように、丁寧に洗い流すことをお忘れなく。お風呂からあがったら、ガーゼなどの吸水性のいい素材で指の間まで水分をしっかりふき取り、乾かしましょう。また、バスマットはできるだけこまめに交換するのもニオイ対策に有効です」

大多和さんによれば、ジムやプールなど、さまざまな人が出入りする場所の足ふきマットを利用したら、帰宅後に足だけ洗い流すなどのひと手間も大切とのこと。ニオイの原因にもなるウイルスの感染を防止しましょう。

外出先では専用グッズを活用しよう

足のニオイにお悩みを抱える人にとっては、座敷などで靴を脱がなければならない瞬間が最大の試練…。外出先でニオイが気になってしまった場合、すぐにできるオススメのケア方法を教えてください!

「靴の内側を除菌シートやウエットティッシュで拭くと、ニオイと汚れの除去に効果があります。消臭スプレーも手軽でオススメです。いずれも、靴の中をよく乾かしてから履きましょう。なによりも、まずは足の通気性を良くすることを心がけてください。たとえば、オフィスに着いたら指先を開放できるようなシューズに履き替えることができるとベストです。脱いだ靴は新聞紙を詰めて、湿気やニオイを吸着するのも有効ですよ」

ちなみに、通気性があまりよくない靴の素材は、合皮やゴム素材など。足のニオイが気になるならば、長時間履く靴は本革(天然皮革)がオススメとのこと。同じ靴を履き続けるのも、雑菌繁殖の原因になるそうです。1日着用したら、連続して履き続けずに風通しの良い場所でしっかりと休ませましょう。スニーカーやスリッパも定期的に洗濯するのが理想です。

今回ご紹介した方法で、かなりの足のニオイは抑えることができるそう。毎日の抜かりないケアで、足元美人を目指しましょう!

取材協力:足の悩み研究家 サロンドピュアボディ 大多和圭子さん

自分自身が足や靴の悩みを持ち、フットケアサロンを開業して11年。約3700人の施術例を持ち、多くのメディアでも紹介されるサロンとなる。“目からウロコのアドバイス”でお客様の足の悩みを根本改善に導く「足型診断」はわかりやすさが人気。10年20年後も若々しく健康でいるための足元から元気を提供します。

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