大人ニキビは治らない？吹き出物の原因や対策をご紹介！

10代の思春期ニキビと大人ニキビ（吹き出物）の違いは？

そもそも、ニキビや吹き出物は、毛穴から過剰に分泌された皮脂が詰まってしまうことで、毛穴の周りが炎症を起こしている状態です。

そして、10代の思春期の時期にできるニキビと大人になってからできるニキビは、それぞれできる原因が異なります。

10代のうちにできる、いわゆる“思春期ニキビ”は、成長期特有のホルモンバランスの崩れから起こります。　

また10代の頃におでこや鼻などのTゾーンに多くできていたニキビは、年齢を重ねるにつれてできる場所がどんどん下がっていき、フェイスラインやアゴ、首などにできるようになると言われています。

一方で、大人になってからできる大人ニキビは、ストレスや疲れ、乾燥により肌のバリア機能が低下した肌が、自らを守るために角層を厚くすることが原因となります。

角層が厚くなることで、古い角層が剥がれ落ちずに毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、吹き出物ができてしまうのです。

思春期ニキビは第二次成長の終了とともに皮脂分泌が少なくなることで自然に治ることもありますが、大人になってからのニキビの場合は、原因が解消されなければ治るどころかどんどん悪化してしまいます。

大人ニキビ（吹き出物）ができてしまった時の4つの対処方法！

では大人ニキビ（吹き出物）ができてしまった場合には、どのように対処すればよいのでしょうか？

大人ニキビ（吹き出物）の原因であるバリア機能の低下は日頃の生活習慣と大きな関わりがあります。

ですのでしっかりと生活習慣を整えて、すこやかな肌の状態を目指すことが大切です。

以下の3つは健康的な生活習慣の基礎となります。

量と質が伴った睡眠

生活習慣のポイントの1つめは質と量が伴った睡眠です。

厚生労働省によると、個人差はあるものの、最低でも6時間〜8時間の睡眠が必要だとする見解を示しています。

もちろん必要な睡眠時間は人それぞれなので、自身の肌のコンディションや、日中の眠気などから、自分に合った睡眠時間をまずは把握しましょう。

また就寝時間を一定に保つことも大切です。

就寝時間が不規則だと、体内時計が乱れるため、成長ホルモンの分泌に影響を及ぼします。

夜更かしは避けて、なるべく一定の時間に寝るように心がけましょう。

また、睡眠は量だけでなく質にもこだわりたいところです。

成長ホルモンは、眠り始めから約3時間以内のノンレム睡眠の間にたくさん作られることが知られています。

どうしても眠る時間が遅かったり不規則になったりしてしまう方は、寝始めの3時間はしっかりと熟睡できるような生活パターンを身につけましょう。

 

睡眠と肌の関係に関して、詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。

睡眠不足は肌荒れの原因!?睡眠と肌との深い関係！

適度な運動

生活習慣のポイントの2つめは適度な運動です。

運動により代謝が上がることで、肌のターンーバーを促すことができます。

適切なターンオーバーは肌のバリア機能を維持するためには欠かせません。

なかなか時間が取れないという方は、息が弾み、汗ばむ程度の運動を週に1回は行うようにしてください。

栄養バランスの取れた食事

生活習慣のポイントの3つめは栄養バランスの取れた食事です。

栄養バランスを整えるには？

理想的な栄養バランスについては、厚生労働省と農林水産省の合同で策定された「食事バランスガイド」を参考にしましょう。

出典:厚生労働省　生活習慣病予防のための健康情報サイト

食事バランスガイドでは、食事を5つに分類した上で、コマの上から順番に食べる量の目安を示しています。

今までの食生活を一気に変えることは、難しいかも知れませんが、少しづつ理想的な栄養バランスを摂れるように意識してください。

※食事バランスガイドは、健康な方々の健康づくりを目的に作られたものです。糖尿病、高血圧などの病院で医師又は管理栄養士から食事指導を受けている方は、その指導に従ってください。

大人ニキビ（吹き出物）のメイクやスキンケアのポイント！

また吹き出物ができた時には、肌の環境を清潔に保つことも重要です。

吹き出物ができると「吹き出物が気になるから隠したい」という気持ちから普段よりメイクを厚くしてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、ファンデーションや下地の厚塗りは、毛穴のつまりを引き起こすので大人ニキビ（吹き出物）の治りを遅くしてしまう可能性があるので注意が必要です。

そのため、メイクのポイントは、ファンデーションや下地などベースメイクを薄く重ねて、化粧品が毛穴につまるのを防いであげることです。

また、メイクは帰宅したらすぐに落として肌を休ませることもすこやかな肌を保つ上での鍵となります。

脂性肌だけじゃない…乾燥も吹き出物につながる！

ニキビや吹き出物というと脂性肌のイメージが強いものですが、実は乾燥も一因になります。

乾燥して角質が固くなると、毛穴が詰まって皮脂をうまく排出できなくなり、炎症を起こしてしまうのです。

乾燥による吹き出物をケアするには、肌に水分を与えることがポイントです。

ベタつきを防ごうと洗顔後に保湿を一切しない方がいますが、乾燥は皮脂の分泌を促してしまうため逆効果。

刺激の少ない化粧水で保湿してから吹き出物用の薬を塗るなど、患部を清潔に保ちましょう。

また、肌の乾燥は吹き出物だけでなく、小ジワなどのさまざまな肌トラブルの原因にもなります。

肌トラブルから肌を守るためにも、保湿でしっかりと肌に潤いを与えましょう。

まとめ

またスキンケアでは、自分の肌にあった化粧品をお使いいただくことが大切なポイントとなります。

自分の肌に合わない化粧品は大人ニキビを悪化させる原因ともなるからです。

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