30代以降のベースメイクは、肌そのものの美しさを演出できる「潤い」「ツヤ」「ナチュラル感」がキーワード。この時季は特に暖房や外気の乾燥により肌不調を抱えがちですが、そんな季節もベースメイクで乾燥知らずの美しい肌をキープする方法をご紹介します。
今回は「もっちり潤うツヤ肌」になれるベースメイク術を、ヘアメイクアップアーティストの萩村千紗子さんに伺いました。
「乾燥しやすい季節は、ベースメイクの前にしっかりと保湿をすることが、もっちりとした潤い肌をつくるポイントです。どんなに優秀なファンデーションを使用しても、肌が乾燥していてはメイクがすぐに浮いたり崩れやすくなったりしてしまいます。潤いや栄養を肌の内部にギュッと閉じ込めることによってメイクのノリや仕上がりが格段によくなりますよ」
では、どのようなスキンケアアイテムを使用すればいいのでしょうか?
「まずは洗顔で肌の汚れをしっかりと落とし、化粧水で潤いを肌全体に行き渡らせてください。この時季は美容液、クリームなどで成分を肌にしっかり補給するとより効果的です。最後に油分のあるもので潤いを閉じ込めましょう」
さっそく「もっちり潤うツヤ肌」になれるベースメイクに挑戦!
「ツヤ肌を目指すなら、潤い成分を豊富に含んでいるリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションがオススメ。ツヤッと輝くみずみずしい肌に仕上がりますよ」
「保湿した肌を両手で包み込むようにやさしくハンドプレスしましょう。このひと手間で肌の奥深くまで潤いが浸透します。肌を触ったときに、カサカサ、ベトベトとした感触ではなく、 『もちっ』としたら保湿完了のサインです」
「マッサージを取り入れることで血色がよくなり、肌の透明感がグンと増します。頬骨の下をグーでプッシュしながら、こめかみのほうへ引き上げてリンパを流します。さらに、まぶたの上も目頭から目尻にかけて5回ほどやさしく押しましょう」
「光沢感のある化粧下地をTゾーンや下まぶた、顎に薄くなじませると、仕上がりにツヤ感が出ます」
「ファンデーションは顔の中央から外側に向けて薄く広げてください。厚塗りをすると老けた印象になってしまったり、テカリやゴワつきの原因になったりするので、少量を薄く伸ばすように意識してみてください」
「ファンデーションの後に使用するパウダーは少量でOK。たくさん叩くと潤いが奪われてツヤがなくなってしまうので要注意」
あっという間に完成! ツヤツヤと輝くみずみずしい印象の肌になりましたね。以上の簡単5ステップを参考に、みなさんも乾燥に負けない潤い肌を目指してみてくださいね。
大阪ベルェベル美容専門学校卒業後、ヘアサロンにて美容師のとしての基礎を学ぶ。その後、内田裕士氏のメイク教室「美塾」の講師養成クラスに入学。卒業後はメイク教室やメイクセミナーを開催しながら、雑誌などでヘアメイクアップアーティストとしても活躍。