重たいファンデーションを脱ぎ捨てて、“すっぴん風メイク”を楽しもう!

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ウレハダ編集部

重たいファンデーションを脱ぎ捨てて、“すっぴん風メイク”を楽しもう!

シミやくすみ、クマといった肌悩みを隠そうと、カバー力のあるファンデーションを厚塗りしていませんか? メイク直後はきれいでも、夕方になるとドロドロに崩れている…なんてことも。ヘアメイクアップアーティストの清遠(きよとう)鮎美さんによると、紫外線が強くなり始める春先こそファンデーションは「薄め」が鉄則なのだそう。

とはいえ、メイクが落ちやすい季節に、薄めのファンデーションでは不安ですよね。そこで今回は、これからの季節でも崩れにくい、素肌のような“すっぴん風”薄付きベースメイクのやり方を清遠さんにレクチャーしてもらいました。

カバー力は化粧下地とコンシーラーでつくる!

「ファンデーションの厚塗りは、化粧崩れの原因になるだけでなく、毛穴を詰まらせたり、肌の呼吸を妨げたりするなど、負担も大きいためオススメできません。見た目にも“のっぺり”“ベタベタ”“浮いている”という印象を与え、清潔感のない疲れた雰囲気の肌になってしまいます」

では、薄いファンデーションでもカバー力を維持するには、どうすればいいのでしょうか?

「ファンデーションを塗る前の下準備がポイントです。肌は常に紫外線や外的刺激にさらされているため、必ずUVカット効果の高い化粧下地を使ってください。化粧下地なら、日焼け止めによくある“白浮き”をせずに紫外線を防ぐことができますよ。大人の肌に悩みはつきもの。シミやクマなどの気になるパーツはコンシーラーでしっかりとカバーしましょう。これで、ファンデーションを厚塗りしなくても、汗に負けないカバー力を維持できますよ」

ファンデーションは「透明感」「素肌っぽさ」がキーワード!

崩れないための下準備をしたら、ファンデーションの出番。清遠さんによると、ファンデーションはカバー力よりも、透明感や素肌っぽさを叶えてくれるものを選ぶといいそうです。

「ファンデーションを選ぶときは、リキッド・クリーム・パウダーにかかわらずマットな質感のものはNG。薄付きでもカバー力があり、“透明感”や“素肌っぽさ”を演出できるファンデーションを選んでください。最近は、光を味方にして肌のツヤを引き出すリキッドファンデーションもあるので、それらを利用するとよりナチュラルな透明感を演出できますよ。そして、UVカット効果の高いものや肌を乾燥や刺激から守ってくれる、うるおい成分を含んだファンデーションもオススメです。また、過剰に分泌される皮脂をコントロールし、長時間つけていても肌がくすまないタイプの製品もあるので、活用してみてくださいね」

崩れない“すっぴん風メイク” 簡単4ステップ

では、いよいよ崩れにくく厚塗り感のないベースメイクの方法をご紹介します。

プロセスをチェック!

1:化粧下地を顔全体に塗る

「UVカット効果のある化粧下地を顔全体に指で広げる。広げたらスポンジでポンポンとやさしく押さえましょう。肌に密着させることでメイクが崩れにくくなり、素肌っぽさを長時間演出できます」

2:気になる部分にコンシーラーをオン

「シミやクマはコンシーラーで隠しましょう。指の腹でポンポンとなじませると、自然な仕上がりになります。軽めのテクスチャーのコンシーラーを選ぶと◎」

3:ファンデーションを薄く塗る

「顔全体に手のひらでファンデーションを薄く広げます。このとき、コンシーラーをつけた部分は避けるのがポイント。最後にスポンジでポンポンと押さえながら、コンシーラーとの境目をなじませます」

4:最後にフェイスパウダーで仕上げる

「パフやブラシで顔全体にフェイスパウダーをふんわりと乗せます。目の下やTゾーンなど、メイクがヨレやすい部分にはしっかりとつけるのがコツです。ベビーパウダーのような薄付きで軽い仕上がりになるものを選びましょう」

より“素肌感”をアップさせるポイント

ベースメイクをマスターしたら、素肌っぽさをより引き立てるメイクのポイントも覚えましょう。

チークはクリーム状のものをセレクト

「パウダーではなく練りチークやクリームチークを使うと、内側からジュワッとあふれ出るような、自然な血色が演出できます」

マスカラは使用しなくてもOK!

「ばっちりアイメイクでは、せっかくのすっぴん風メイクが台なし。そんなときは、マスカラ下地のブラックを使ってみてください。目力は出ても“塗ってます感”はないので、すっぴん風メイクによく合いますよ」

さりげない赤リップ

「カラーレスなメイクの場合、少し“血色感”があるほうがいいので、赤のティントリップ(唇の湿度や水分量によって色づくリップ)を、唇の粘膜付近にポンポンとつけましょう」

カバー力を求めてファンデーションを厚塗りしても、崩れたり肌トラブルの原因になったりしては本末転倒。今すぐ厚塗りメイクはやめて“すっぴん風メイク”にチャレンジしてはいかがでしょう?

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取材協力:ヘアメイクアップアーティスト 清遠鮎美さん

京都理容美容専修学校卒業後、ヘアサロンにて美容師として基礎を学ぶ。その後、テレビ局内のヘアメイクとして報道からバラエティの分野まで、多くのタレントのヘアメイクを担当。現在は、ファッション誌やグラビアを中心に活躍中。