顔と首の色が異なるときはどうしたらいい? ファンデーションの正しい選び方・塗り方

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ウレハダ編集部

顔と首の色が異なるときはどうしたらいい? ファンデーションの正しい選び方・塗り方

うっかり首に日焼け止めを塗り忘れて、顔だけ白浮きして不自然に見える…なんてことありますよね。そんなとき、ファンデーションは顔の色に合わせて選ぶのか、それとも首の色に合わせて選ぶべきか、知っていますか?

顔と首の色が違う“ちぐはぐメイク”にならないためにも、ファンデーション選びは重要です。そこで、ヘアメイクアップアーティストの清遠(きよとう)鮎美さんに、ファンデーションの選び方と塗り方を伺いました。

どうしてメイク後の顔と首の色が違ってしまうの?

清遠さんによると、顔と首の色が違う原因は、なんと毎日のスキンケアにあるそう。

「日差しが強くなってくると、“うっかり日焼け”や日焼け止めの塗り忘れで、顔と首の色に差が出てしまいがち。しかし、一番の原因は毎日のスキンケアです。首に比べて念入りにスキンケアをする顔は、ターンオーバーの周期が整っていることが多いのに対し、首はケアが行き届きにくく、顔に比べてターンオーバーが乱れがち…。これが、顔と首の色の差になるのです」

確かに、首元まで毎日しっかりお手入れをしている人は少ないかもしれません。顔だけでなく、首やデコルテまでしっかりお手入れすることで、色の差は徐々になくなっていくのだそう。

ファンデーションの色選びは顔に合わせる?それとも首?

では、すでに顔と首の色が違う場合、どちらに合わせてファンデーションを選べばいいのでしょうか?

「顔と首の色が違うときは、首に近いフェイスラインの肌色に合わせましょう。顔と首の境目なので、どちらにもなじむ色が見つけやすいです。ファンデーションを購入する前に、必ず試し塗りをすることが失敗しないコツですよ」

フェイスラインの肌色に合わせるのがポイントとわかりましたが、人によって肌の色はそれぞれ違いますよね。色白な肌や健康的な肌など、肌の色によって選ぶポイントは違うのでしょうか?

「色白だからといって、明るい色を選べばいいというわけではありません。同じ色の白さでも、その人の肌色がブルーベースかイエローベースかよって選ぶファンデーションは大きく変わります。健康的な肌色の方や黄味が強い肌の方も同様です。それぞれオレンジベース・オークルベースに分かれるので、必ずいくつかのファンデーションを試し塗りして、自分の肌になじむものを選んでくださいね」

顔と首の色に差が出ない! 簡単5ステップ

肌色に合ったファンデーションを選んだら、“ちぐはぐメイク”を解消するメイクテクニックも身につけましょう!

  1. 化粧下地を顔全体に塗る
    「化粧下地を顔の中心から外側に向かって、指で薄く伸ばしながら塗ります。全体に塗ったら顔の中心をスポンジでポンポンと押さえ、顔の外側に滑らせるように伸ばしてなじませます」
  2. 気になる部分には指でコンシーラーをオン
    「シミやクマなどの気になる部分はコンシーラーでカバー。日焼けしている場合は、いつもよりも暗い色を使いましょう。コンシーラーが白いと、仕上がりにムラが出るので気をつけてください」
  3. ファンデーションを試し塗りする
    「少量のファンデーションを手の甲に取り、指でフェイスラインに試し塗りします。首の色に近いかどうかを確認してください」
  4. ファンデーションを顔全体に塗る
    「ファンデーションを、顔の中心から外側に向けて手のひらで伸しましょう。たっぷりつけてしまうと、顔の外側が厚塗りになってしまうので要注意。下地と同様に、最後に顔の中心をスポンジでポンポンと押さえ、外側へ滑らせるようになじませます」
  5. フェイスパウダーを顔全体につける
    「仕上げに、顔全体にお粉をつけます。顔が白浮きしないように、色味のないルースパウダーを選びましょう。首の色ともなじみやすく、より仕上がりがきれいになりますよ」

ファンデーションを塗るときのポイント

「ファンデーションは顔だけでおしまいにせず、首のほうまで軽く伸ばすのをお忘れなく。顔でプツンと切れてしまうと、どうしても不自然に浮いて見えてしまいます。顔と同様に手のひらで首筋まで自然になじませましょう」

ファンデーションの選び方と塗り方を工夫すれば、顔と首の色が違う“ちぐはぐメイク”を回避することができます。色の差が気になる方は、今回の簡単5ステップをぜひ試してみてくださいね。

取材協力:ヘアメイクアップアーティスト 清遠鮎美さん

京都理容美容専修学校卒業後、ヘアサロンにて美容師として基礎を学ぶ。その後、テレビ局内のヘアメイクとして報道からバラエティの分野まで、多くのタレントのヘアメイクを担当。現在は、ファッション誌やグラビアを中心に活躍中。

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