2016年の春夏メイクは、今までのナチュラルなものから一転、女性らしさは残しつつ芯の強さを感じさせるようなものがトレンドだとか。
「今っぽさを取り入れたメイクに変えたい!」と思っても、似合うメイクがわからなかったり、年齢を重ねたことで流行のメイクは気後れしたりして、躊躇してしまうことってありますよね。簡単に“今っぽさ”を取り入れられるテクニックをヘアメイク専門店「アトリエはるか」Esola池袋店の店長・小林リカさんに、伺ってきました。
目次
小林さんによると「昨年までは自眉を生かしたナチュラルな太眉が流行っていましたが、この春夏からは細眉が再トレンドになる」のだとか。確かに雑誌を見てみると、表紙を飾るモデルの多くが細眉にチェンジしています。でも、90年代ごろに流行していた細眉と違うのは、ペンシルでいかにも「書きました」とわかる鋭角な眉ではなく、輪郭がふんわりした眉であることだそう。では、そんな今っぽい細眉を描くコツとは?
「自然な細眉を描くコツは、眉ペンシルだけで完成させないこと。まず、アイブローパウダーと眉マスカラを使い、毛が不足している部分をペンシルで眉毛を1本ずつ描くように足していくと、自眉が浮くことなくナチュラルな仕上がりになりますよ」
「日本人の眉に、今年の春トレンドである明るめブラウンの眉をそのままオンすると自眉の色が浮いてしまうので、『眉マスカラ」を使って色をなじませましょう。まず、毛流れに逆らって眉尻から眉頭に向かって塗り、そのあと毛流れに沿って塗るようにしてください」
眉マスカラもあわせて使うことで、色ムラのない自然な仕上がりになるそうです!
冬の間は落ち着いた色合いの服装をしていることもあり、ラメやパールの入った華やかなアイシャドウが毎年人気。でもこれからの季節、とくに2016年春は、全体的にマットな質感のメイクが主流になると小林さんは言います。
「マットな質感のアイシャドウは、重く感じやすいもの。そのため、ベージュや暗すぎないブラウンを選ぶと、メイクが苦手な人でも重くなりすぎず、色ムラのないグラデーションを仕上げやすいです。春っぽい明るいグロスや口紅ともぴったりですよ」
とはいえ、慣れないと色ムラのないグラデーションを描くのは難しい場合も。そんなときの、便利なテクニックを教えてもらいました。
「普通は薄い色から塗り、濃い色を重ねていきますよね。そうすると、まぶたに自然になじませるために、色と色の境目をぼかす作業が必要になります。簡単できれいなグレデーションを描くコツは”濃い色から先に塗っていく” こと。目のキワに濃い締め色をのせたら、少し重ねながらまぶたにメインカラーを塗る…というように、濃い色に薄い色を重ねていけば、ぼかす手間が省けて上手に仕上げることができます」
メイク直しの基本として小林さんが教えてくれたのは、「年齢を重ねると肌が乾燥しやすくなるので、乾燥によるメイク崩れを避けるために、パウダー状の化粧品は朝以外使わない」こと。
「例えばチークを直したいときは、粉チークではなくクリームチークがベター。外出先などでチークを持っていない場合には、グロスやツヤ感のあるリップでも代用できます。手の甲に少しだけ取って、指の腹で頰の高い位置にポンポンと軽く叩き込むだけでOK。濃いめの赤、血色に近い色を選ぶと自然に見えます」
グロスやリップがチーク代わりになるなんて、初耳です! 確かに頰は乾燥しやすい部分なので、この方法なら少しの潤いをプラスすることも可能。さっそく明日からトレンドメイクを取り入れて、春を楽しみましょう♪
入社後2年目で店長に就任。現在はEsola池袋店の店長として、サロンの運営に携わりながら外部の仕事にも精力的に取り組んでいる。アトリエはるかは全国50店舗を展開するヘアメイク専門店。駅近で短時間&リーズナブルにヘアメイクサービスを提供している。