ナチュラルな太眉がトレンドですが、一歩間違えると不自然になりすぎたり、老けた印象になったりしてしまうことも! そこで流行を取り入れつつ、自分に似合う眉毛の作り方を、ヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さんにお聞きしました。
眉毛の形は人それぞれですが、お手入れをする時に気をつけることはありますか?
「今は地眉を生かす、やや太眉がトレンドですから眉を抜きすぎないようにしましょう。眉頭はなるべく触らないようにしつつ、作りたい眉のラインからはみ出ている部分をカットします。アイホールの気になる産毛はカミソリで優しく取り除きましょう。また、眉毛を描いてから不要な部分を取り除くと、ついカットしすぎてしまいがち。すっぴんの状態で、不要な部分の眉をカットしたほうが、やりすぎを避けられます」
眉毛を描くときは「自然光」がポイントだそう!
「蛍光灯などの下で描くと、濃くなりがちです。トレンドのふんわりしたナチュラルな眉毛に仕上げたいなら、必ず自然光のある場所でメイクをしましょう。パウダーでぼかしながら眉全体の形が整うように描き足していき、眉尻はペンシルを使って整えましょう。気を付けたいのが眉の色です。髪の色と合わせるか、髪よりワントーン明るい色にするといいですよ」
眉毛の形を決めるうえで重要なのが顔の形。さまざまな顔型に似合う眉毛を教えてもらいました。
「丸顔の人は眉が短いと顔の丸みが強調されてしまいます。眉山をややシャープに、眉を長めに描きましょう。シャープで長めの眉毛はキリッと知的な印象に見せる効果があり、さらにフェイスラインをすっきりと見せてくれます」
「面長の人は眉を太く、平行気味に描くことで顔の長さをカバーできます。細く短めの眉にすると、顔の縦幅が強調されてしまいます。平行眉は今のトレンドでもありますので、少し太めを意識して旬の顔を作りましょう。健康的で年齢よりも若々しい印象になります」
「エラの張ったベース型の人は、短い眉はエラを目立たせるので避けたほうがよいでしょう。眉山を強調せず、なだらかで長めのアーチ眉を描くと、角張った顔の印象がやわらぎます。アーチ眉は顔の輪郭をきれいに見せる効果がありますので、流行にとらわれない女優さんはこの眉毛の人が多いです」
「卵型の人は理想の顔型で、基本的にどんな眉の形も似合います。流行の太めの平行眉も似合うので、トレンドを意識したい人は試してみてくださいね」
今後はどんな眉がトレンドになるのでしょうか? 注意ポイントも合わせて、教えてもらいました。
「2016年後半も、引き続きナチュラルな太眉のトレンドが続くと思います。加えて、眉尻を下げるのも少しずつ流行していますが、下がった眉毛は顔の輪郭がたるんだ印象になりやすく、上級者向け。不慣れな場合は無理に取り入れないほうがよいでしょう。」
眉毛は顔の印象を決める重要なポイント。流行を取り入れつつ、顔型に似合った眉毛を描いて自分の魅力を引き出しましょう!
独自のメイクメソッドをわかりやすく実践しやすく解説した著書が人気で、TV出演、雑誌、Webでのコラム執筆など、幅広く活躍中。近著に『一重&奥二重さんの激変メイクブック』(KADOKAWA)などがある。最近ではPLAZAオリジナルブランド「in private(インプライベート)」とコラボレーションし、コスメポーチシリーズを発売。
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