リキッドorパウダー? 30代・40代のファンデーションの選び方

著者プロフィール画像

ウレハダ編集部

リキッドorパウダー? 30代・40代のファンデーションの選び方

季節の変わり目や使用しているファンデーションを使い終えたとき、「新しいファンデーションを試してみたいな」と思う反面、たくさんある商品のなかで何を基準にして選べばいいのか悩むことはありませんか?

そこでリキッドタイプとパウダータイプ、それぞれの選び方のポイントや購入するときの注意点をヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さんにお聞きしました。

肌質よりも見せたい印象に合わせる! ファンデーションを選ぶポイント

「リキッドは肌のハリやツヤをカバーしてくれる効果が高く、パウダーはつけ心地が軽くて肌への負担が少ないのが特徴です。一般的には、オイリー肌にはパウダー、乾燥肌にはリキッドがよいといわれています」

でも、生まれ持った肌質で選ぶのも一つの基準ではあるものの、「見せたい肌質に合わせて選ぶのも手」と新見さんは言います。

「最近のファンデーションはリキッドもパウダーも、さまざまな肌質にうまく合わせた作りのものが多いです。たとえば、若くみずみずしい肌感が欲しいときはリキッドを、ふんわりとした素肌感が欲しいときはパウダーを選ぶなど、自分の肌質よりも肌をどう見せたいかで選ぶことも、大切なポイントです」

つけすぎはメイク崩れの原因に! ファンデーションを塗るときのコツ

リキッドは崩れやすいイメージがあり、特に暑い時期に使用するのはためらわれるのですが…。

「リキッドでもパウダーでも、汗や皮脂で崩れるのは同じです。リキッドファンデが崩れやすい場合は、つけすぎが原因。リキッドの使用目安はパール1個分、だいたい5mm~8mmくらいです。最低限の量で薄く塗るように意識しましょう」

パウダーは、ムラなくつけやすく、季節を問わずに使いやすいもの。でも、粉っぽく乾燥した肌に見えてしまうことも…。対処方法はありますか?

「パウダーはリキッドより乾燥しやすく、粉がシワに入り込んでしまうと全体的に老けた印象になってしまいます。使用するときは保湿成分のある下地をしっかりと使い、肌の潤いを逃がさないようにしましょう。ただし、リキッドよりつけ心地が軽い分、カバー力も弱い場合が。肌のくすみや赤みなどが気になる人は、下地のあとにコントロールカラーを併用してから、ファンデーションを塗るといいですよ。くすみには黄色、赤みにはグリーン、血色が悪いならピンクのコントロールカラーがおすすめです」

白は顔を大きく見せる!? ファンデーションのトーンを選ぶテク

ファンデーション選びで迷うのが、どの色合い(トーン)を選ぶべきか。微妙な差のトーンのなかで、選び方のコツはありますか?

「色白肌は顔を明るくきれいに見せるからと、自分の肌トーンより明るいものを選ぶ人も多いと思います。しかし白は膨張色なので、顔が大きく見えてしまうというデメリットも。さらに肌トーンとあまりにかけ離れた明るい白色だと首の色との差が大きくなり、全体に老けた印象を与えます。基本は自分の肌と同色のものを選ぶようにしましょう。購入の際には、売り場の美容部員さんにお願いするか、テスターを肌に塗って試したほうが安心です」

手の甲に塗って色を確認するだけで購入する人もいますが、日焼けしやすい手の甲と顔のトーンではかなり違うこともあるので注意。またテスターを塗ったあとにも確認したいポイントがあるのだとか。

「首や鎖骨も含めた全体の色バランスがとても大切です。さらに化粧品売り場の照明はかなり明るいことが多いので、自然光や自宅の明かりでどう見えるかも気にしたいところ。テスターで試したあとはそのまま自宅へ戻り、見え方やバランスを確認してから、購入する色を決めたほうが失敗しにくいです。またサンプルを上手に利用して、自分に似合う色を探してみましょう」

最近はリキッドやパウダー以外でも、その中間であるクリームタイプやBBクリーム、CCクリームなどバリエーションが豊富です。見せたい雰囲気と色のトーンに着目して、好みに合ったファンデーションを選びましょう!

取材協力:ヘア&メイクアップアーティスト 新見千晶さん

独自のメイクメソッドをわかりやすく実践しやすく解説した著書が人気で、TV出演、雑誌、Webでのコラム執筆など、幅広く活躍中。近著に『一重&奥二重さんの激変メイクブック』(KADOKAWA)などがある。最近ではPLAZAオリジナルブランド「in private(インプライベート)」とコラボレーションし、コスメポーチシリーズを発売。

公式サイト

この記事に関するカテゴリ