「汗に強く崩れないスポーツメイク術」の第一人者としても活躍するヘアメイクアップアーティスト・長井かおりさんによる「崩れにくいメイク術」レッスン。スキンケアの重要性を伝授いただいた前回に引き続き、「崩れにくいメイク術」をパーツ別に教えてもらいました。
1:化粧下地を薄く顔の中心にだけ塗る。
「下地はその後の化粧品を肌になじませる“のり”の役目。必ず使いましょう」
2:厚みのあるスポンジを水でぬらして固く絞り、リキッドファンデーションを塗布する。
「リキッドのほうが肌もうるおい、フィット力もあるのでオススメです。濡れスポンジを使うことで、ファンデーションがしっかりと肌に定着します」
3:ブラシでフェイスパウダーを重ねる。
「パウダーは乾燥肌の人は少なめ、メイクが崩れやすい人は2回くらい乗せると◎」
4:霧吹きスプレーに入れた化粧水を顔全体に吹きかけて完成。
「顔から50センチくらい離した位置からふんわり吹きかけるのがポイントです。さらにファンデが固定されます!」
1:ペンシルを使い、必ずスクリューブラシでぼかしながら眉毛を描く。
2:パウダーを眉に乗せる。ここでも必ずスクリューブラシで何度もぼかす。
「ペンシルとパウダーの2層式で崩れない眉毛に。スクリューブラシでぼかすことで、ふんわりとしたトレンド眉になり、また眉色が肌に定着して落ちにくくなりますよ」
「アイメイクが崩れやすい人は、下まぶたの目尻のキワにフェイスパウダーを塗っておきましょう。マスカラやアイラインがにじみやすくなるのを防ぐことができます」
「色付きリップクリームがオススメです。口紅やグロスのようにきっちり塗らなくてもきれいに色が出るほか、しっかりと塗布できるので落ちにくくなります。万が一落ちてしまっても、塗り直しがしやすいので安心です」
「リップにもチークにも使えるクリームチークが便利です。使い方は、ベースメイクのステップ2の際に、スポンジでファンデーションを塗った流れで、クリームチークも合わせて塗布しましょう。ステップ3の後でさらにパウダーチークを重ねると、よりメイク崩れしづらくなりますよ」
長井さん自身がマラソンやスポーツをするなかで生み出された「崩れにくいメイク術」。ぜひ取り入れてみましょう! 「崩れた状態のメイクを元に戻すのは、プロでも困難」と長井さんが言うように、メイク直しの練習をするよりも、「崩れにくいメイク術」を習得することが毎日を笑顔で過ごす秘訣かもしれませんね。