その落とし方はダメージを与えているかも!? マスカラの正しいクレンジング方法

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ウレハダ編集部

その落とし方はダメージを与えているかも!? マスカラの正しいクレンジング方法

クレンジングで落としきれなかったマスカラは、クマの原因になる…とわかっていても、落ちにくいとつい力任せにこすり洗いしてしまい、まつげにダメージを与えている人も多いもの。まつげと肌を傷めないマスカラの落とし方はぜひ知っておきたいところですよね。ヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さんに、マスカラの正しいクレンジング方法をお聞きしました。

マスカラ専用のリムーバーは使う? 使わない?

マスカラにはマスカラ専用のリムーバーがあります。やはり他のメイクとは分けて落とした方がいいのでしょうか。

「マスカラ専用のクレンジングは『落ちにくいものを落とす』わけですから、洗浄力がかなり高い分、刺激も強いものが多いです。まつげに負担がかかり、かえって肌のくすみの原因になることもあります。肌やまつげのことを考えると、毎日の使用はあまりオススメできません。それに最近のマスカラは『フィルムタイプ』が主流で、リムーバーを使用しなくても十分落とせるようになりました」

フィルムタイプとは、乾くと耐水性のフィルムが形成されるマスカラのこと。つけ心地も軽く、まつげへの負担も少ないのが特徴です。フィルムタイプは皮脂に溶けにくいことから汗にも強く、日常生活であればほとんど落ちないそうです。しかもお湯で洗えばすぐに落とせる優れもの! とはいえ、マスカラのタイプによっては専用のリムーバーが必要になることも。

「海やプールなど水場へ遊びに行くなら、フィルムタイプではちょっと心細いと思います。そんな時に使用するのは、一番落ちにくいウォータープルーフタイプです。フィルムタイプよりも耐水性に優れているウォータープルーフタイプは、お湯や通常のメイククレンジングではなかなか落としづらいもの。無理に落とそうとすれば肌やまつげに負担がかかりますから、この場合は専用のリムーバーの使用をオススメします」

肌とまつげを傷めない、マスカラ専用リムーバーを使う時のコツ

肌やまつげに負担がかからないように、専用のリムーバーを使うコツを教えてください。

「液体タイプであれば、コットンにリムーバー液を十分に含ませてから優しくまつげにのせましょう。この時に左右にゴシゴシと動かすのはNG。まつげに液が浸透するまで少し待ってから、力を入れずにコットンを下へ滑らせていきます。クリームタイプでも同じです。力を入れず、ふんわりとまつげにのせてなじませてから使用してください」

この後に通常のメイククレンジングで全体のメイクを落とします。でもまだマスカラが残ってしまっている時には、「いったん放置してお風呂へ入るのがいい」と新見さんは言います。

「全体のメイクを落としてもまだマスカラが残っている時に、さらにクレンジングを重ねてしまうと肌やまつげに負担がかかりすぎます。そんな時には一度お風呂へ入って十分に温まると、汗や油分で残ったマスカラが浮いてきます。お風呂から上がったらクリームをつけた綿棒でそっとこすればすぐに落とせますよ」

クリームは、乳液の後につける美容クリームなどを使用すればよいそうです。また、ダメージを軽減するために、まつげの美容液を塗ることも大切とのこと。

マスカラはメイクでは欠かせないアイテムですが、まつげに負担をかけているアイテムでもあります。肌トラブルの原因にもなりかねませんから、クレンジングには十分に気を付けたいですね!

取材協力:ヘア&メイクアップアーティスト 新見千晶さん

独自のメイクメソッドをわかりやすく実践しやすく解説した著書が人気で、TV出演や雑誌、WEBでのコラム執筆など、幅広く活躍中。近著に『一重&奥二重さんの激変メイクブック』(KADOKAWA)などがある。最近ではPLAZAオリジナルブランド「in private(インプライベート)」とコラボレーションし、コスメポーチシリーズを発売。

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