バサバサの派手まつげは卒業! 大人の女性のためのマスカラテクニック

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ウレハダ編集部

バサバサの派手まつげは卒業! 大人の女性のためのマスカラテクニック

チークの入れ方やリップの色など、年齢ごとに似合うメイクは変わっていきます。目元の印象を決めるマスカラもしかり! とくにまつげは以前流行した「盛りメイク」を引きずって、今もマスカラを濃く塗っていませんか? 大人の女性であれば、エレガントで繊細なまつげを目指したいところです。

そこでヘア&メイクアップアーティストの新見千晶さんに、大人の女性だからこそ覚えたい、マスカラのメイクテクニックをお聞きしました。

目指すのはエレガントな目元! マスカラの基本的な使い方

ビューラーでまつげをカールさせた後、マスカラを塗るのが基本的な流れですが、塗り方がつい雑になって、部分的に濃く仕上がったりダマになったりしてしまうことも…。でも、マスカラは正しく丁寧に塗ることで仕上がりがぐっと変わるそうです。

「まずマスカラは一度にたくさん付けようとしないこと。少しずつ重ねて塗ることで、仕上がりがきれいになります。目を大きく見せるためには、目元側、中央、目尻側と3つのパーツに分け、それぞれ根元から毛先に向けてマスカラを小刻みに動かして、クジャクの羽のように放射状に塗り広げましょう。塗りにくい目元や目尻の部分は、マスカラの先を使って1本1本付けるよう意識します。ただし、目元にインパクトが欲しいからと、ダマになるほど重ね付けをするのはNG。メイク全体が雑な印象になってしまいます」

もしダマができてしまった場合、どうすればよいでしょうか?

「マスカラが均一に付かない、ダマができてしまうという時には、なるべく専用のコームでとかしながら、マスカラを少しずつ重ね付けしましょう。理想はまつげ1本1本が細く、繊細に仕上がること。大人の女性らしい、エレガントな目元を目指しましょう」

まつげのコンプレックスは、少しの手間で解消できる!

まつげが短かったり少なかったりと、人それぞれ悩みがあります。コンプレックスを解消するためにはマスカラをどう使えばいいのでしょうか?

「まつげが短くて上手にカールできないという人は、ビューラーを温めてから使用するといいでしょう。ただし根元から一気にまつげを持ちあげるようなカールは、不自然でやりすぎな印象になってしまいます。自然なカールを作るには、ビューラーを使う時に視線を下にすることがコツ。こうするとまぶたが必要以上に開いていない状態になるので、根元からいきなりまつげが立ち上がるのを防ぐことができます」

自然なカールが付けられたら、次はマスカラ。ここでも少しだけ手間をかけることが大切だそう。

「塗る前にマスカラ下地をひと塗りしましょう。下地を塗ることでマスカラの付きもよくなりますし、本来のまつげよりも長く見せることができます。そのうえで、マスカラは自分のまつげタイプに合ったものを選びましょう。まつげが短いために長く見せたい人はロングタイプを、まつげが少ない人はボリュームタイプを、まつげのカールが取れやすい人はカールタイプを選びます。なお、カールが落ちやすい人は、マスカラを塗り終わった後、さらにコームタイプのホットビューラーを使ってみましょう。熱により形状を記憶することができ、キープ力が持続します」

なりたい印象や悩みに合わせたマスカラを選ぶのがコツのようですね。

また、「マスカラを塗っている時に、すぐにまぶたに付いてしまう人は、マスカラのブラシが小さいものを選びましょう。ダマにやりやすい人や、まつげをとかすのが面倒な人は、ブラシ型ではなくコーム型になっているマスカラを使うと簡単です」と新見さん。

なお、柔らかい印象にしたい時や可愛らしく見せたい時など、雰囲気を変えるためのテクニックはありますか?

「柔らかく優しい目元にしたい時には、ブラウンのマスカラを塗ってみてください。また、可愛らしい丸い目元にしたい時には、目頭のまつげにマスカラを重ね付けして強調し、反対にクールな目元にしたい時には目尻のまつげを重ね付けして強調してください。わずかな違いですが、印象はかなり変わりますよ」

せっかくのアイメイクがパンダ目に! 落ちたメイクの対処法とは

せっかくきれいに仕上がったまつげも、笑ったり汗をかいたりすると落ちてしまうことがありますよね。そんな時のリメイクテクはありますか?

「マスカラが落ちて目元が黒くなってしまう『パンダ目』になった時は、指で触れるとにじんでしまい、黒い部分が余計に広がってしまいます。綿棒など肌に触れる面積が小さいもので、ささっとこするように落としましょう。また、耐水性である『フィルムタイプ』のマスカラであれば、皮脂と溶け合わないのでにじみにくく、落ち方も汚くならないのでオススメです」

普段持ち歩いている化粧ポーチに綿棒を何本か忍ばせておけば、パンダ目になった時にも安心ですね。

マスカラはメイクの中でも重要なポイント。若い頃のメイクのままでいると、かえって老けた印象になりがち。エレガントで繊細な目元は、大人の女性に相応しいメイクといえます。忙しい朝でも少しだけ手間をかけてあげれば、あなたの魅力をさらに引き出してくれますよ。

取材協力:ヘア&メイクアップアーティスト 新見千晶さん

独自のメイクメソッドをわかりやすく実践しやすく解説した著書が人気で、TV出演や雑誌、WEBでのコラム執筆など、幅広く活躍中。近著に『一重&奥二重さんの激変メイクブック』(KADOKAWA)などがある。最近ではPLAZAオリジナルブランド「in private(インプライベート)」とコラボレーションし、コスメポーチシリーズを発売。

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