寒さがますます厳しくなり、いよいよ冬も本番。
この時季をすこやかに乗り切るために、今回は身体を温める食材「柚子」を取り上げます。
柚子湯や料理の香りづけで使われる「柚子」ですが、実は優れた作用の持ち主であることをご存知ですか?
血行を促進して身体を温める力をはじめ、疲労回復や健胃作用、さらには美肌効果まで。
皮にも実にも栄養が豊富です。
香りも爽やか、まるごと使える冬の果実で芯から温かな身体をつくりましょう。
漢方の世界では、免疫力や代謝力を活性化させる食材と言われ、薬として使われていたこともある「柚子」。皮に含まれる精油成分に身体を温める「リモネン」や「シトラール」、お肌をすこやかに保つ「βカロテン」や、美肌づくりの定番「ビタミンC」がたっぷり含まれています。実は健胃・整腸効果のある「クエン酸」が豊富で、まさに健康にも美容にもうれしい食材です。
材料(2名分)
かぶの皮をむき、縦に1/2に切ったら、鍋で温めだし汁で煮る。かぶに火が通ったら取り出し、器に盛る。
1のだし汁に豚ひき肉と塩を入れ、火が通るまで煮る。
2に、水で溶いた片栗粉を入れてかき混ぜ、とろみがついてきたら柚子皮を入れる。※柚子は熱を少し加えるだけで十分香りがたちます。
かぶに3をかけ、細切りに柚子皮を飾ったら出来上がり。