美肌に、ダイエットに、腸内環境のサポートまで! 嬉しすぎる甘酒の効果

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ウレハダ編集部

美肌に、ダイエットに、腸内環境のサポートまで! 嬉しすぎる甘酒の効果

甘酒といえば、お正月に飲むものというイメージが強いですよね。でも、甘酒は「飲む点滴」とも呼ばれていて、近年その美容効果が注目されているそうです。

そこで、麹商品を専門に扱う「千年こうじや」の運営を担当する株式会社八海山の藤本倫子さんに、甘酒に含まれる成分の美容効果と、効果的な飲み方を教えてもらいました。

実は甘酒には2つの種類がある

甘酒には、原材料が異なる以下の2種類があるそうです。

  1. 麹から作られた甘酒(麹の酵素を利用し発酵させたもの)
  2. 酒粕から作られた甘酒(酒粕をお湯と砂糖で溶いたもの)

「飲む点滴と呼ばれるほど豊富な栄養成分が含まれているのは、1の麹から作られた甘酒を指します。麹の酵素を利用し、お米のデンプンをブドウ糖に発酵させた健康的な飲み物として、江戸時代から親しまれています」

味はとても甘いですが、砂糖を使っていない天然の糖なので、後味はすっきりしていました!

甘酒を飲むことで得られる美容効果とは?

(1)の甘酒は、麹を使って発酵させる際、ビタミン類、ミネラル類、必須アミノ酸・アミノ酸、食物繊維など、数えきれないくらいの栄養成分を生みだしているのだとか。

「含まれる成分のひとつであるビタミンB群は、肌の代謝を促して吹き出物や乾燥を防ぐ、アミノ酸はコラーゲンを作る原料になるなど、美肌を作る効果があります。さらに、ビタミンB2は細胞の再生や脂質の代謝などに関わっている栄養素です。また、食物繊維には、腸内環境を整える働きがあるため、便秘解消にも役立ちます」

便秘が続くと腸の悪玉菌が増え、有害物質が発生してしまいます。この毒素が、吹き出物や肌の乾燥の原因となることも多いそう。美肌のためには、便秘解消は欠かせませんね! なお、麹にはコウジ酸という美白効果のある美容成分も含まれているとのこと。甘酒は、まさに「飲む美容液」と言えます。

甘酒はいつ、どんなタイミングで飲めばいいの?

「甘酒には天然のブドウ糖がたくさん含まれており、ブドウ糖は脳の栄養素になります。そのため、朝ごはんやおやつと同じタイミングや、仕事や家事の合間など、頭をフル回転させるタイミングで飲むと、もっとも効果を発揮してくれます。何度かに分けて飲んでも構いませんが、1日100mlを目安にしましょう。ただし、就寝時は脳を休ませる必要があるので、寝る前は避けてくださいね」

以下のように、栄養価の高いほかの飲み物と組み合わせるのも、より美容効果がUPしてオススメだそうです。

●甘酒+豆乳
●甘酒+牛乳
●甘酒+飲むヨーグルト

自分好みのアレンジを見つけるのも楽しいかもしれませんね。スキンケアだけでなく、健康維持のためにも、ぜひ毎日の食生活に甘酒を取り入れてみましょう!

取材協力:株式会社八海山 商品開発・営業企画室 藤本倫子さん

(社)日本発酵文化協会「発酵マイスター・プロフェッショナル」の資格を持つ。
2008年に株式会社八海山入社。商品開発の他、2012年3月、「米・麹・発酵」をテーマとする直営店「千年こうじや」の立ち上げに携わり、麻布十番店や神楽坂店、日本橋店(八海山 千年こうじや)の運営を担当する。また、社内外で実施する日本酒セミナー活動の立ち上げも行い、発酵ワークショップの講師などを担当。主体となる八海山東京営業所でのセミナーの他、日本各地に出向いて新潟魚沼の伝統発酵文化を伝えている。東京農業大学卒。

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