健康や美容のためには、食生活にも気を配りたいもの。そこで、旬の食材を使ったお弁当のおかずレシピをご紹介します。忙しい朝でも簡単に作ることができる、とっておきのレシピを美養フードクリエイターの岩田麻奈未さんに教えてもらいました。
「4月~6月頃が旬のアスパラガス。明るいグリーンであることからも想像できるように、β-カロテンやルテイン、クロロフィルなどの抗酸化成分を含んでいます。この季節は紫外線が強いだけでなく、1日の温度変化から体調を崩しやすい時期でもあります。活性酸素から体を守る抗酸化成分を、アスパラガスでしっかりと補給しましょう」
「健康な細胞に存在するカリウムやナトリウムといったミネラルには、体内の水分バランスを保つ大切な役割があります。しかし、疲労やストレスによって水分バランスが崩れると、細胞からミネラルが出ていってしまい、臓器本来の働きを保てなくなります。そこで活躍するのがアスパラガス。アスパラガスに含まれることから『アスパラギン酸』と呼ばれるアミノ酸には、カリウムやマグネシウムを細胞に取り込みやすくする働きがあります。体内の水分バランスを保つだけでなく、代謝アップやむくみの解消にもつながりますよ」
材料(2名分)
アスパラガスは袴(はかま)を取り、皮を薄く剥いてから縦にスライスしてゆでる。
エリンギもアスパラガスと同じ太さにスライスし、湯通しする。
オリーブオイル、塩、レモン果汁をよく混ぜ、ドレッシングを作る。
しっかりと水気を切ったアスパラ、エリンギ、ドレッシングを和え、お好みでハーブを加えて出来上がり。
中医薬膳師、健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。大学卒業後、4年間の会社勤務を経て「Manami’s Kichen(マナミズ キッチン)」を開校。パリの料理学校「Ecole Ritz Escoffier(エコール リッツ エスコフィエ)」でフランス料理を学んだ後、「本草薬膳学院」にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。著書に『ヤセ菌が増えて太らない食べ方』(自由国民社)がある。
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