近年、健康や美容のためにお弁当を手作りする人が急増中! そこで、旬の食材を使ったお弁当のおかずレシピをご紹介します。前回に引き続き、とっておきのレシピを美養フードクリエイターの岩田麻奈未さんに教えてもらいました。
「薄着になるこの時期は、実は体が冷えてしまいがち。湿度も高くなってくるため、むくみが気になることも増えてきます。そこでオススメなのが新ショウガです。血流を促して体を温めてくれるので、冷えやむくみの予防につながりますよ」
「ショウガには、「新ショウガ」と「ひねショウガ」の2種類があります。一般的に、収穫したての夏前から出回るものを新ショウガと呼び、収穫後に2カ月ほど寝かせたものがひねショウガと呼ばれます。含まれる成分に変わりはありませんが、新生姜は水分が多く辛味が少ないため、食べやすいのが特徴です」
「生のショウガに含まれる『ジンゲロール』という成分には、毛細血管を広げ、末梢の血流をスムーズにする働きがあります。手足の冷えや顔のくすみが気になる方は、生のまま食べるのがオススメです。また、加熱・乾燥させることで生まれる成分『ショウガオール』には、交感神経を刺激し、脂肪を燃焼させる効果が。冷えからくる胃腸のトラブルやダイエットにお悩みの方は、積極的に摂りましょう」
新ショウガをよく洗い、皮を剥いてひと口大に切る。
オリーブオイルで、牛肉をサッと炒め、(A)を加える。
牛肉に火が通ったら鍋から出し、新ショウガを投入する。沸騰したらアクを取って中火で煮る。
水分がなくなってきたら、牛肉を戻して出来上がり。
中医薬膳師、健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。大学卒業後、4年間の会社勤務を経て「Manami’s Kichen(マナミズ キッチン)」を開校。パリの料理学校「Ecole Ritz Escoffier(エコール リッツ エスコフィエ)」でフランス料理を学んだ後、「本草薬膳学院」にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。著書に『ヤセ菌が増えて太らない食べ方』(自由国民社)がある。
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