美容にも◎ デトックスウォーターの効能&オススメレシピ

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ウレハダ編集部

美容にも◎ デトックスウォーターの効能&オススメレシピ

近年、きれいになりたい女性に人気のデトックスウォーター。フルーツやハーブなどを水に漬けるだけでできるデトックスウォーターはおいしいうえに、美肌にもアンチエイジングにもうれしいことがいっぱいです。

そこで今回、料理研究家でアンチエイジングアドバイザーでもある藤沢セリカさんに、デトックスウォーターを作るときのポイントやおすすめの簡単レシピを教えてもらいました。

デトックスウォーターは、昔からある生活の知恵

「“ハリウッドセレブによって人気に火が付いた新しい飲み物”というイメージがあると思いますが、私が初めてデトックスウォーターを知ったのは30年ほど前に訪れたハワイでした。ブームになる前から、海外のホテルのロビーなどにはレモンやミントを入れたウォーターサーバーが置かれていて、長旅で疲れた人たちを癒すウェルカムドリンクとして利用されていました」

かつて藤沢さんはハワイに滞在中、現地の年配の方から「ビタミンやカリウムたっぷりで、体にいいから」と、フルーツやハーブの入った水を飲むようすすめられたことがあるそうです。

「水分補給は体の調子を整えるために欠かせないもの。水を1日2リットル近く飲むことはなかなか大変ですが、デトックスウォーターなら無理なくたくさん飲めるうえ、ビタミンも補給できるので一石二鳥です。私の場合は、夜に仕込み、翌朝から1日中少しずつ水を足しながら、約2リットルを飲んでいます」

また、藤沢さんは「体内のサビや汚れを流してくれて、肌や髪のコンディションの変化を実感しています。先日、人間ドックで検査をしたところ、『体内環境のバランスが取れていて、年齢的には20歳以上若い体だ』と言われたほどです。当然、食生活も関係していますが、デトックスウォーターの存在は大きいと思います」とも語ります。

このように、デトックスウォーターを飲み始めてから、「肌の調子がよい」と実感する方が多いのだとか!

自宅でデトックスウォーターを作るときのポイントは?

昔からの“生活の知恵”とも言える、デトックスウォーター。藤沢さんから、自宅で作るときに覚えておきたいポイントを教えて頂きました。

<用意するもの>

●ジャーやピッチャー、お茶用の冷水筒など
●お好みのフルーツ、野菜、ハーブ
●ミネラルウォーター(軟水)または水道水

<作り方>

1:ジャーやピッチャーを煮沸消毒する。
2:表面をよく洗い、好みの形にカットしたフルーツや野菜、ハーブをジャーやピッチャーに入れる。
3:氷を入れ、ミネラルウォーターまたは水道水を注いで、冷蔵庫で2時間以上冷やして完成。

<注意・ポイント>

●作ってから24時間以内に飲み切りましょう。
●フルーツは皮と実の間に栄養が含まれているため、皮付きで使います。無農薬やノーワックスのフルーツが手に入らない場合は、重曹を溶かした水に30秒ほど漬けるか、野菜用の洗剤でしっかり洗いましょう。
●1日に飲む量(1~2リットル程度)を作っておくと便利です。
●ジャーやポットに残ったフルーツはジャムにしたり、ゼリーにしたりしてもおいしく頂けます。

簡単!おいしい!デトックスウォーターの組み合わせ

藤沢さんおすすめの野菜やフルーツ、ハーブの組み合わせを、効能別で教えてもらいました!

●体内リセット&むくみ対策に→きゅうり+ライム+ミント+ドラゴンフルーツ

「きゅうり」「ライム」「ミント」「ドラゴンフルーツ」のデトックスウォーター

「きゅうりには、利尿作用のあるカリウムが多く含まれています。カリウムや葉酸を多く含むドラゴンフルーツと組み合わせれば、むくみや高血圧の味方に。ライムやミントを入れるとサッパリいただけます」

●美肌&アンチエイジングに→オレンジ+マキベリー

「オレンジ」「マキベリー」のデトックスウォーター

「ビタミンC、Bが豊富なオレンジとマキベリーの組み合わせがおすすめ。マキベリーはアントシアニンを多く含むスーパーフードとして注目されているので取り入れてみて」

●更年期が気になる方に→ザクロ

ザクロのデトックスウォーター

「女性ホルモンの一種であるエストロゲンが含まれているザクロは、更年期が気になる方におすすめ。水に溶けないので、よく潰してから入れましょう」

「お好みで炭酸水やココナッツウォーターを加えたり、チアシードなどのスーパーフードをプラスしたりと、ご自分の体調や好みに合わせて工夫してみてください」と藤沢さん。これからの暑い季節、すっきりとおいしくて体によいデトックスウォーターを試してみたいですね。

取材協力:ハワイ・アイランド料理研究家 藤沢セリカさん

アンチエイジングアドバイザー、ハーブコーディネータ。ーパティシエ、フレンチのシェフのもとで経験を積んだ後、バリ島、タイ、カリフォルニア等の様々なレストランで修行。ハワイ滞在を機に、本格的に料理研究家としての活動を開始。著書に『The ハワイアンパンケーキレシピ』(河出書房新社刊)、『ジャーでかんたん! デトックスウォーター』(河出書房新書)、料理担当書に『ワインの図鑑』(マイナビ)などがある。

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